夫婦喧嘩の原因の分析から見えた意外な結果
一見ばらばらに見えるこれらを内容別にジャンル分けをしてみると、以下のように5つに分けられます。
日常生活の態度:2位、4位、8位
コミュニケーション:1位、3位
趣味・嗜好:6位、9位
金銭:5位、10位
人間関係:7位
これを1位=10点~10位=1点として各ジャンルごとのポイントを集計してみますと、以下の様に、日常生活の態度とコミュニケーションに関するものがトップに来ました。次いで、金銭に関すること、趣味は好みに関することが同点で続き、親戚づきあいのような人間関係に関することが最下位でした。
日常生活の態度:19点
コミュニケーション:18点
趣味・嗜好:7点
金銭:7点
人間関係:点
夫婦喧嘩の回避方法
この結果をみると、夫婦喧嘩の原因というのは日ごろの態度やコミュニケーションといった普通の生活の中にあり、そこに気を配れば多くの夫婦喧嘩は避けられることがよくわかります。そして、夫婦喧嘩は相手や自分が不快と感じた時に起こるはずですから、双方が不快と感じる状況を作らないことが大切だということになります。
さらに、幸いなことに多くの人が「快・不快」と感じる基準はほぼ一緒です。挨拶がないよりあった方が気持ちいいですし、お礼や感謝の言葉を言われて不愉快に思う方はいません。つまり相手が「気持良い」と感じる態度、心配りを感じられるコミュニケーションは、多くの場合、自分がそう感じるものと同じです。ということは、
「自分だったら相手がこうしてくれたらうれしい」
あるいは
「相手の立場だったらこうされたいはず」
という考え方を基本に、思いやりを持った言動ができれば多くの夫婦喧嘩は簡単に回避できるはずなのではないでしょうか。
このような思いやりや配慮は「夫婦だから」という甘えや、何でも許されるという思い込み、いつも一緒にいることからの慣れから、ついつい失われがちになってしまいます。一緒に過ごす時間が長い、距離が近いからこその気配りを忘れずにいることが夫婦喧嘩をさける最初のポイントです。