NISAって、本当におトクなの?
投資を始めると誰もが一度は失敗する。他人の失敗談を読んで、損も想定内にしておこう!山田先生の1200万円損した話はスケールが大きすぎて笑えます
山田:億万長者じゃないですが、是非やりたいと思います。まず、口座開設と入金すると、特典として4000円がもらえる証券会社もあるし(笑)。
――億万長者なのに、そこですか。
山田:特典が仮になかったとしても、NISAを始めることは、国益にもかないますし、本人のためにもなります。20歳以上の人はやるべきだと思いますよ。政府広報オンラインにもちゃんと書いてあるんですよ。NISAの目的は、
- 将来への備えとなる資産づくりの促進(家計の安定的な資産形成の支援)
- 経済成長のために家計の金融資産を有効活用(家計からの成長資金の供給拡大)
――確かに、国民の資産形成と、経済成長のために投資しよう!って書いてありますね。でも、先生の本の「100万円を2倍にするもん」ってタイトルを見て、投資はうさんくさいと思う人もいるのでは?
山田:株なら「2倍にするもん」はありえますよ。僕の持っている「ブロッコリー」(カードゲーム、キャラクターグッズの小売り)の株は、30万円で買いましたがその後は102万円! 「テレ朝」(テレビ朝日)は、11万円で買って23万円で売ったので2年で倍ですよ!
――もしNISA口座だったら、株で儲けたお金は課税されないので、まるまる84万円の利益! 今の特定口座のままだとおよそ17万円が税金で引かれるから、やっぱりNISAは、お得だわ。
山田:もし値下がりしても、ずっと持っていればいいんです。NISAの非課税期間は一応5年間なんですが、最長14年間は持ち続けられますので。
――本に載ってる先生の赤裸々な保有銘柄リストを見ると、2335万円投資して今は2122万円。213万円、約1割の損失ですね。これはずっと保有ですか?
山田:個人投資家はプロと違って、塩漬け(下がった株を持ち続けること)するのも自由なんです。
――塩漬けといえば、投信を買って一週間後にリーマンショックが来て3割お金が減っちゃったけれど、ずっと持っていたら最近プラスになったというお客様がいますよ。
山田:あわてて売らないことも大事ですね。僕の株は好きな会社ですから、応援したと思えばストレスになりません。たまに逆に、嫌いな会社を買うというマニアックなこともしますが。
――嫌いな会社を買うんですか?
山田:株価が下がったら「ざまーみろ!」と思いながら潔く売れます。嫌いな会社の株価が上がったら、「ま~いいか、売ってやろう!」と思って利益が確定できます。名づけて「恨み買い!」(笑)。今、名づけました。
――倍返しで売りたいですね。
山田先生は、ズバリこれを買います!続きは次のページで>>>