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エレメントリストを使って”じぶんホテル”づくり!
リビングのソファ回りを整える
リビングの書斎スペースに続き、今度はソファ回りを整えることにします。お手本の空間は先ほどと同じですが、ディテールの部分が違います。このように、同じ空間について、エレメントリストが複数必要となることがあります。ディテール(細部)まで再現できるようにリストを作りましょう。具体的に何が必要かを紙に書くことで、イメージがより鮮明なものとなるはず。このエレメントリストでは、リビングの広さを考えて、家具のレイアウトも併せて検討しています。スペースの都合上、ひとり掛けのチェア、ローテーブルは置かないことにしました。実際にしばらく生活してみて、どうしても必要であればその際にまた考えることにします(写真をクリックすると大きく表示されます)
家具や小物を配置してみて違和感がある場合は、調和を乱しているアイテムを見つけて、それをより適正なものに置き換えることで対処します。でも、それだけでは寂しい気がした場合はどうしたらいいでしょうか? ここにプラスするのが、あなたの個性です。思い描いている空間のイメージを壊さないように、何か加えてみましょう。この例では、グリーンと大きめのポスターをプラスしています。
家具やインテリア雑貨を配置してみて、思ったより素敵にならなかったら、何かを加えて、または何かを無くしてバランスを取ることもあります。ここでは、使っていないチェアの上に額に入れたポスターとインテリアグリーン、その鉢代わりに使っているトランクをセットで加えています(写真をクリックすると大きく表示されます)
いくつかはバリエーションとしてキープして構いませんが、アイテムが整理できないままだと、ホテルのスッキリした空間からは程遠くなることも。迷ったときは、エレメントリストの写真を見つめ「この雰囲気に似合うか?」を考え、じぶんホテルに似合うものだけを残しましょう。
見た目のホテルらしさを作るコツはもうわかりましたよね。でも、ホテルのように美しい状態を維持し続けるには、また別の観点が必要となります。次回は、散らかりにくいインテリアのカギとなる「動線」について考えてみましょう。