リフォーム費用/リフォーム費用関連情報

リフォーム済み中古物件はお買い得?(2ページ目)

工事の煩わしさがなく、すぐに入居できるリフォーム済み物件。重宝なのですが、慌てて飛びつくのも考え物です。今回は「リフォーム済み物件」を購入するときに気をつけておきたいポイントについてご紹介します。

大野 光政

執筆者:大野 光政

リフォームにかかるお金ガイド

リフォームの写真・図面、工事箇所の履歴をチェック

リフォーム工事中
リフォーム工事の履歴書を確認することで、その建物への手の入れ具合が把握できます。
前ページでもご紹介しましたが、「リフォーム済み」は必ずしも補修が十分であることを示す言葉ではありません。例えば、壁紙を新しいものに張り替えただけや、フローリング材などの床材を一部交換しただけでも「リフォーム済み」と表記されてしまうこともあるからです。

そこでチェックしておきたいのがリフォームの履歴です。その物件において、過去にどの部分をどのようにリフォームしたかを調べ、できる限り写真などで施工内容を確認しておくことが大切です。「リフォーム済み物件」の中には工事履歴をわかりやすく書面等でまとめてくれているものもありますので、それらを利用するのが一番望ましいと言えます。

もしそれらの書面や施工写真が不足しているような場合には「リフォーム済み物件」と言えども安易に飛びつくのではなく、今後リフォームが必要となりそうな部分について工事業者などに調査してもらい、見積りを作成してもらう方が安心です。

未リフォーム物件の中にも掘り出し物があるかも!?

もしも、急いで入居する必要がなく、自分でリフォーム内容について業者と打ち合わせをしたいと考えているのなら、未リフォーム物件をピックアップし、その工事業者と一緒に物件を見に行くのも良いでしょう。リフォーム済み物件よりも自分のイメージに近く、そして割安な掘り出し物が見つかるかもしれません。

この場合でも、将来自分たちが再度リフォームする時のことや、引越しする時のことを考えて、リフォームの履歴書を作っておくことをオススメします。工事内容を記載した書類・図面、そして工事中の写真などをしっかりとファイリングしておきましょう。自分たちが長く住む場合でも、引越しして誰かにこの住まいを転売する場合でも、きっと役に立つはずです。

【関連記事】
中古住宅リフォームで賢く長く住まう
新築と中古住宅リフォーム どっちが得!?

匿名で優良会社にリフォーム相談!

ホームプロでリフォーム会社を探す

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます