安く買えるのが最大のメリット
通常のショップよりも格安で買えるのがオークションのメリットのひとつ。
と聞くと、多くの人はこう答えます。
「安いから」
実際、私もリアルショップやネットショップで買うよりも安いから、オークションを利用しています。ただし、ここには条件がついて、基本的には中古だから安いと思っていいでしょう。一般的に、一度人手に渡ると半値以下になると言われていますから、いかに安いかがわかります。
とはいえ、中古品に抵抗がない人が増えているのも事実でしょう。その証拠に、日本リユース業協会の統計に基づく推計によると、2011年度の市場規模(自動車、自転車、書籍、骨董品除く)は、約4570億円。10年度に比べ22%も増えています。また、2012年度の同協会の正会員・準会員企業16社のリユース品年間売上高が2767億円(前年比104.2%)になっていることからも、拡大しているリユース業市場がわかります。
加えて中古だってまだまだ使えそうなものもたくさんあります。新品同様のものも出品されているので、とても状態がいい商品を格安で買うことができるのが、オークションで買う最大のメリットになります。
では、どのくらい安いのか。たとえば、ヴィトンのモノグラムラインのショルダーバックは、お店で買うと約14万円しますが、オークションで中古を買えば半額以下。商品の状態によっては3分の1、5分の1で買えることもあるのです。
レアモノをゲットできる
オークションと通常のショップの違いのひとつは、レアモノがあるかどうかです。ネットオークションには限定品や非売品、昔のモノ、品切れのモノなどのレアモノがけっこう出品されています。そのため、手に入れることができなかった人がオークションで買うこともよくあるのです。たとえば、話題となったTBSドラマ「半沢直樹」の「倍返し饅頭」もオークションに出品されていました。TBSショッピングでは840円のところ、品切れが続き、オークションで倍以上の値段で取引されているのです。こういったレアモノは通常の価格より高くなりますが、とにかくゲットしたいという人にとってはオークションはとても有効な手段といえます。
次のページでは、オークションで落札するときのデメリットを見ていきます。