マンガ・コミック/口コミでおすすめの90年代の少女・女性マンガ

甘酸っぱくて爽やかな中二病漫画 『ベイビーブルー』

いわゆる「中二病」まっさかりの主人公が、とある雑貨屋で出会った不思議なお兄さんに惹かれ、少しずつ変わって行くという成長物語。そして彼も、彼女との出会いにより考え方が変わっていきます。お兄さんと恋になりそうでならない甘酸っぱさも絶妙。こういう時期ってあったなと、主人公のことを愛おしくも思える作品です。

投稿記事

誰にでもこういう時期あったなと共感できる作品

■作品名
ベイビーブルー

■作者名
いくえみ綾

巻数
全1巻

■おすすめの理由

学生漫画を得意とするいくえみ綾の作品の中でも、短くて比較的地味な部類の作品かもしれません。なのになぜかいい大人になった今でも心に残っているのは、読んだ当時の心境が主人公のそれに重なっていたからなんだと思います。

いくえみ綾さんは、本当に学生ならではの悩みや葛藤とかの感情を描くのがうまいです。絵もセンスがよくて素敵。

いわゆる今でいうところの「中二病」まっさかりの、自分の周りのもの全てにイラだってる主人公が、とある雑貨屋で出会った不思議なお兄さんに惹かれ、少しずつ変わって行くという成長物語。そして彼も、彼女との出会いにより考え方が変わっていきます。

こういう時期ってあったなーと懐かしく思うと同時に、主人公のことを愛おしくも思える作品です。
奥田民生の大ファンだという作者が描く雑貨屋のお兄さんも本当にいそうなミュージシャンの感じで、恋になりそうでならない甘酸っぱさも絶妙。

テーマは「未熟だった自分からの卒業」。
自分の子どもが反抗期に突入したら、そっと部屋に置いてあげたい漫画です。


【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場で人気のマンガ・コミックを見るAmazon で人気のマンガ・コミックを見る
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます