環境破壊によって作られる今の生活を手放すことは出来るのか?
■作品名ダークグリーン
■作者名
佐々木淳子
■巻数
全10巻
■おすすめの理由
環境破壊の原因と結果、そして未来を人間にわからせるために、植物などの自然が、悪夢という形で人に訴えようとする話でした。
人間の出す公害が怪物のような姿で人や植物を攻撃する姿が印象的で、植物が生き物の進化を操っている(人間の認識では神)というのも、当時とても凄い発想だと思いました。
悪夢の中でも環境破壊をしようとする人間や、わかっていても直ぐには今の生活を手放せないことへのジレンマなど、読み終わった後もずっと心に残る作品です。
日本人が主人公なので、日本での映画化が本当はいいんですが、アイドル映画にされたくないので、ハリウッドで実写映画化されるのを期待しています。
続編として、ディープグリーンとディメンショングリーンがあります。