未だに根強い人気!ラブコメディタッチのギャグ漫画
■作品名うる星やつら
■作者名
高橋留美子
■巻数
単行本:全34巻、ワイド版:全15巻、文庫版:全18巻
■連載雑誌
週刊少年サンデー
■おすすめの理由
主人公は、浮気者の諸星あたると、彼を一途に愛する宇宙人・ラム。
この2人を中心に架空の町、友引町や宇宙、異次元などを舞台に、ドタバタありシンミリありの、
ラブコメディタッチのギャグ漫画が「うる星やつら」です。
本作品は、『週刊少年サンデー』で1978年から1987年まで連載され、とくに1980年代には、
その内容の斬新さと魅力的なキャラクターが、当時の若者たちの圧倒的な支持を受け、
一大ブームとなりました。
やはり人気は、宇宙人のラムちゃん。
地球侵略を仕掛ける宇宙人・鬼族らしく、当初は、目が吊り上がり「けけけ……、たまげたか!
うちは妊娠してるっちゃーっ!!」などと、怖いキャラでしたが、いつしか顔の作りも可愛く、
目もたれ目になり大人から少女へイメージチェンジされていきます。
そのラムちゃん、諸星家で居候していますが、作品の中期以降はすっかり家族の一員になりきっています。
そう、すっかり諸星あたるの押しかけ女房に居座ってしまったのです。
そんなラムを尻目に、あたるは毎度他の女の子への浮気を繰り返しますが、ラムは愛想をつかしません。
こうした恋の駆け引きが、この作品の根強い人気で、いま読み返しても新鮮なストーリーに感じられます。