家計簿・家計管理/家計支出を削減するための節約テクニック

家計管理の上級者テクニック『まとめ買い』(2ページ目)

新生活がスタートするこの季節。是非、家計管理初心者にも覚えて欲しいのが『まとめ買い』のテクニック。「だって、まとめて買うだけでしょ?」と思ったら、大間違い。ただ、安い物をたくさん買うだけなら、かえって食費は跳ね上がってしまいます。

山口 京子

執筆者:山口 京子

家計簿・家計管理ガイド

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『まとめ買い』べからず集

×冷凍肉は大きなかたまりで買うべからず
→再解凍出来ないため
×ジュース、お菓子、アルコールは買いすぎるべからず
→元々、なくても大丈夫な物。あればあるだけ欲しくなる
×今ある調味料を買うべからず
→次があると大量に使ってしまう。新製品が出るとそちらを試したくなる
×箱買いはするべからず
→同じ物が、12個も24個もあると飽きる。スペースを取る
×足のはやい野菜は大量に買うべからず
→腐りやすい物は、大量に買わないように
×詰め放題、詰めすぎるべからず
→楽しいが、適量を超える
×見切り品はまとめ買いするべからず
→消費期限が近いにも関わらず、一気に食べなくては行けないので向かない


では、どうすれば『まとめ買い』で食費が節約出来るでしょうか?

『まとめ買い』上級者テクニック

ポイントは2つです。

■家族の適量を知る
安いから、おトクだからといって買いすぎて飽きて食べなければ結局ムダになります。買い物は週2回までに抑え、冷蔵庫が空になってから買い足すのが鉄則。

いっぱいの状態で、買い物をするとせっかく安く買い物をしても、「これを食べなくちゃ~」とノルマをこなすように、食事をすることになります。

■保存、調理法を知る
大量に買った食材を、上手く保存し食べる時に上手く調理することが、まとめ買いを成功させる秘訣です。

<保存>
・野菜
ビニール袋に入っている根菜類は、ビニール袋からだすか、袋を大きく開けて風通しをよくする。
大根やカブ等は、葉を落として保存。葉はすぐ調理。
ネギ等は、庭やプランターに埋めておくと長持ちします。
大量に買った、大根、人参、ごぼう、レンコンなどは、薄くスライスして重ならないようざるに並べ、ベランダで干せば、干し野菜の出来上がり!

・肉
ブロックはスライスして、いろいろな料理にすぐに使えるようにします。小分けにして、冷凍、冷蔵で保存します。ステーキ肉などをそのまま冷凍する時は
ペーパータオルでくるむとドリップを吸ってくれます。
ひき肉は、そのまま保存と、肉味噌やミートソースなど調理して保存します。

・魚
下味をつけて、小麦粉か片栗粉をまぶして冷凍すればすぐに南蛮漬けやフリッターに取りかかれます。
いわしは手開き、あじ3枚におろしてはフードプロセッサーでミンチにして冷凍。ネギやしょうが、醤油や味噌を合わせて丸めれば、いわし団子、あじ団子の出来上がり。お味噌汁、スープに入れればだしいらずです。

<調理>
解凍する時は、事前に冷蔵庫に移しておく、
大量に買った食材を家族が飽きないように、工夫することが大事です。でも簡単、オールアバウトの『レシピ』チャネルは、食材から検索できるレシピがいっぱい。例えば、鶏肉を検索すると「鶏胸肉、鶏もも肉、鶏ささみ、鶏ひき肉、鶏手羽」とさらに詳しく検索出来、「鶏手羽」をクリックすると「鶏手羽元、鶏手羽先、鶏手羽中」まで絞り込めます。これは助かります。

これなら、手羽先を1キロ買っても家族が飽きずに、いろいろな料理を楽しめそうです。

いかがでしたか?まとめ買いを、上手に利用すれば食費だけでなく買い物に行く時間も節約出来るという最大のメリットもあります。


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