圧倒的な存在感のある外観の老舗喫茶店
一見すると渋めのバーかビストロを思わせる外観の「築地」は、昭和9年から営業を続ける喫茶店。
一歩店内に足を踏み入れると、重厚なクラシックの調べとアンティークな家具や調度品が
個性を通り越し、圧倒的な存在感を与えます。
このお店、京都におけるウインナーコーヒーの発祥のお店といわれます。
そのせいか、コーヒーを注文すると、上質な生クリームを乗せたコーヒーが出てきます。
ソーサーには角砂糖が2個というのも昔から変わらないスタイルだそうで、クリームに負けない
コクのあるコーヒーは、角砂糖を好みにより入れると一層美味しくなるとか……。
場所は、四条河原町から一本北の四条通に並行する小路にあります。
四条通と木屋町通に挟まれたこの小路は、幕末に勤王の志士として新選組に捕らえられた古高俊太郎の旧跡などがあり、また周辺には坂本龍馬ゆかりの旧跡や土佐藩邸跡などがある歴史ファンには知られたエリアです。
歴史ロマンに浸る散策を楽しんだ後で、昭和初期の雰囲気を伝える喫茶店でのティータイム。
これも京都旅行の貴重な体験なのかもしれません。
■築地(ツキジ)
住所:京都府京都市中京区河原町四条上ル東入ル
電話:075-221-1053
営業時間:11:00~23:00
定休日:無休
アクセス:阪急河原町駅より徒歩1分
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