長年にわたり愛され続けている和菓子の名店
江戸時代後期の天保2年の創業という和菓子の老舗が「長久堂」です。このお店の、代表銘菓は、初代が絹を和らげ艶を出すために織りあげた絹を砧で打つ音に深い感慨を覚え、考案したという「きぬた」です。
芯の部分に練り羊羹を用い、白い絹の反物にみたてた求肥を薄くのばして巻き、和三盆をまぶした上品で美しい銘菓で、ご贈答品としても喜ばれます。
また、ある程度日持ちがするお土産としては、干菓子がおすすめ。
実際の能面師の手による能面の木型を用い、阿波の和三盆を使って作られた「花面」は、
口に入れるのがためらわれるほど、繊細で精巧な作りで、「きぬた」同様に「長久堂」を
代表するお菓子といえます。
「花面」は、翁・小面・福の神など全部で5種類、それぞれに異なった味が楽しめます。
(紙箱6個入り840円~)
「長久堂」は、老舗の看板を守りながら、新作を開発したり、菓子職人の技術向上を図るなど、常に進取の気概を忘れません。
その姿勢が、多くの人に長年にわたり愛され続けているのです。
自信をもって大切な人への京土産を求めることができる和菓子の一軒としておすすめです。
■長久堂(チョウキュウドウ)
住所:京都府京都市北区上賀茂畔勝町97-3
電話番号:075-712-4405
営業時間:10:00~20:00
定休日:無休
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