オール電化住宅/IHクッキングヒーターの情報

欧米はガス?IH?海外のキッチン事情(2ページ目)

ヨーロッパでは、一般家庭のコンロはやっぱりガスなのでしょうか?それともIH?今回は日本であまり知られていない、ヨーロッパのキッチン事情に目を向けてみましょう!

執筆者:粕谷 奈緒子


グリルがないとやっぱり不便??

私が愛用している、フィッシュグリルなしのIHクッキングヒーター

私が愛用している、グリルなしのIHクッキングヒーター。グリルの部分を収納として使っています

トッププレートだけが見えて、デザインが洗練されたヨーロッパのIHクッキングヒーターですが、カウンターの下にグリルや操作部がないことには、実は隠れたメリットがあります。
それは「収納」です。グリルがなければ、コンロのすぐ下も、引出しとして使うことができるのです。実は私自身も、家でグリルなしのIHクッキングヒーターを愛用していて、収納の便利さを実感しています。キッチンカウンター最上段の引出しは、包丁やカトラリー類だけでなく、お皿や調味料を入れる場所として、とても使いやすいのです。

 

魚を焼くにおいは、そのときだけでなく、後までずっと残るので気になりますね。

魚を焼くにおいは、そのときだけでなく、後までずっと残るので気になりますね。

とはいえ「グリルがない=オーブンで魚を焼く」ということに抵抗を感じる方も、やはり多いと思います。魚を焼く機会の多い日本の場合、その一番の理由は恐らく「焼いた後の庫内の匂い」ではないでしょうか。
その意味では、以前の記事でご紹介した「過熱水蒸気オーブン(シャープのヘルシオなど)」は、肉や魚を焼いても庫内にほとんど匂いが残らないので、強い味方になってくれそうです。

 

ちなみに、日本のIHクッキングヒーターのグリルは脱臭・脱煙の能力が高く、90%以上をガードしてくれます。魚を焼くだけでなくオーブンとしても使えますので、ご自宅のキッチンならどんなスタイルがよいか、考えてみてくださいね。

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使い勝手がシンプルでデザインにも優れ、収納面も便利な海外製IHクッキングヒーター。例えばオープンキッチンのように、リビング・ダイニングルームの一部としてキッチンが生活空間に溶け込むことが多くなっている今、グリルのないIHクッキングヒーターのデザインや、収納の便利さは、もっと注目されて良いのではないでしょうか?
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