家計管理を成功させるには、守るべき順番がある
家計管理をする際、多くの人が節約に走ったり、どの家計簿にしようかとアイテム選びに走ったりして失敗します。物事には順番があるように、家計管理にも正しい順番があります。この順番を守ることで、家計管理がうまくできるようになるでしょう。私が考える、家計管理の成功のための順番とは、以下の6ステップです。
- 何のために家計を管理するのかを考える
- 現状を把握する
- 家計の未来予想図を作る
- 目標と予算を決める
- 実行する
- 定期的に家族で見直す
ステップ1:何のために家計を管理するのかを考える
6つのステップの中でも一番重要な作業です。「何のために家計管理をするのか」、さらに「家計管理することでどうなりたいのか」と、とことん考えて突き詰めることが大切なのです。夫婦や家族とライフプランを話し合いながら、お金と人生についてしっかりと考えましょう。家計管理をする目的が頭と心で腑に落ちれば、「だからこそ家計管理が必要だ、がんばっていこう」と腹が決まるのです。
ステップ2:現状を把握する
家計の収入と支出、資産と負債の状況をノートに書き出して点検します。多少、心の痛みをともなう作業ですが、現状を見つめることではじめて、家計の無駄はもちろん、良い部分にも気づくことができます。ダイエット前の体重計に乗る作業と同じですね。ステップ3:家計の未来予想図を作る
「キャッシュフロー表」を作り、家計の未来予想図を描いてみましょう。キャッシュフロー表は、通常はファイナンシャルプランナーが作成しますが、最近では自分で作ることのできるサイトもあります。うまく活用するといいでしょう。この機会にファイナンシャルプランナーに相談してみるのもおすすめ。現在と未来の家計の総点検をしてもらうことで、様々な気づきが得られるでしょう。
キャッシュフロー表を作成すると、どの時期にいくらくらいお金が貯まったり不足したりするのかが、数字ではっきりわかります。そのため、具体的に今から何をすればよいのか、貯蓄プランなどが立てやすくなります。
ステップ4:目標と予算を決める
人は目標を立てると行動しやすくなるものです。ぜひ夢や目標といったものを決めておきましょう。また、支出の予算を決めることも大切です。予算を決める上では、優先順位をつける必要があります。ローン返済や支払い、納税が最優先で、次に貯蓄、最後に生活費。まずは責任と義務を果たし、次に先取り貯蓄、残ったお金で生活する、というイメージです。
ステップ5:実行する
予算の範囲内で支出をコントロールし、目標達成できるよう努めます。ステップ6:定期的に家族と見直す
家計は定期的に点検し、無駄な支出が増えていないか確認する必要があります。良い面が見つかれば褒め、目標に近づけているか把握できればモチベーションも高まります。以上6つのステップを順番通り、一つひとつ丁寧に取り組みます。はじめのうちは多少時間がかかるかもしれませんが、「自分と家族の幸せのために大切なイベント」と思い、頑張ってみてください。
これを繰り返し何年も続けていくと、家計管理能力が上がり、家計においても人生においても、幸せと豊かさが倍増していくでしょう。びっくりするような素晴らしい人生の幕開けとなりますよ!ぜひ家族とワクワクと楽しみながら取り組んでくださいね。
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