自然との触れあいが、五感とからだを発達させる
『ハグくみの庭』は、特定非営利活動法人キッズデザイン協議会主催の「2013年 第7回キッズデザイン賞」で“子どもの産み育て支援デザイン 個人・家庭部門”のキッズデザイン賞を受賞しています。
住友林業 筑波研究所
押田聡子研究員
「さらに大切なことは、子どもが自発的に興味をもって動くこと。自分から好奇心をもって遊ぶとき、子どもの発達が強く促されるといわれているんです」。
子どもがのびのびと遊びながら感性をはぐくみ、心とからだを発達させることができる。そんな庭をつくるための12のアイデアを、具体的にご紹介しましょう。
安全な庭なら、子どもがのびのび遊べる
●〔見まもり庭〕LDKから目の届く庭
庭と住まいは、一緒に計画することが大事だといえます。
●〔見わたし垣〕飛び出し防止のための、低めの生け垣
これなら、外から様子が見えるので、防犯面も安心です。
●〔ステップデッキ〕意図的に段差をつけたウッドデッキ
自分一人で上り下りできれば、積極的にからだを動かそうという意欲につながりますね。
「やわらかい芝生の上に出ると、子どもは活発に遊んだり、自ら裸足になったりして、多彩な行動を引き出せます。裸足で地面をしっかり踏みしめることで、土踏まずが発達するという説もあります。転んでも痛くない点もうれしいですね」。
住友林業では、刈り込みの手間が少ない、手入れの楽な品種をおすすめしています。
●〔あんしんリーフ〕子どもがさわっても、安全な植物
「子どもは、植物をさわったりちぎったり、時には口に入れることもあります。子どもの手が届く範囲には、トゲや毒のある植物を植えないようにしましょう」。
安全なものだけだとわかっていれば、親も安心して自由に遊ばせられますね。
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