40代女性の暮らし方は多彩!
生き方の選択肢の多様化で、40代女性のライフステージ・ライフスタイルは実に多彩です。シングルでバリバリ働いているワーキングウーマンもいれば、結婚して働き続けている女性、専業主婦になった女性もいます。また、子どもを持つ女性でも、若年で出産して子どもはもう大学生か社会人で母親業はほぼ終了、一般的な年齢で出産して子どもは中・高校生で母親業まっただ中、遅い出産で子育てを始めたばかり、と様々な境遇の人がいるでしょう。
このように、40代は一生の中でも、最もライフステージのバリエーションがある年代といえるでしょう。ライフステージ・ライフスタイルがどんなに違っても、必要なのは身の丈に合った生命保険です。
では、それはどんな保険かを、ライフステージ別に見ていきましょう。まず、今回取り上げる40代女性のライフステージをおおまかに分けておきます。
1.シングル
2.結婚後も働いている(子どもはいない)
3.結婚して専業主婦・パート主婦になった(子どもはいない)
4.子育てはそろそろ卒業!?
5.子育てまっ最中
6.新米ママ
医療保障はライフステージに関係なく必要
40代女性に限らず、年代・性別に関わりなく医療保障(医療保険)は必要です。40代に入っていれば、さすがに保険に入っていない女性は少ないと思われます。でも、保険に未加入の女性は、今まで医療保険の世話にならなかったことを幸いと考えて、きちんと医療保障の準備をしましょう。候補となる医療保険は、終身保障型で入院日額は5000円~1万円、入院・手術・先進医療の保障がセットされたシンプルなタイプです。
また、終身保障型の医療保険に加入したのは5年以上前の場合は、最新の終身保障型に入り直すか追加加入の検討を。最新の医療保険は、保障内容がバージョンアップしているからです。例えば、短い入院から保障される、手術の保障範囲は以前のタイプより格段に広がっている、先進医療の保障もセットされている、といった点です。
そして、加入しているのが定期型の医療保険か共済の場合は、今後、保険料が段階的に上がっていくのを防ぎ、途中で保障が切れたり保障額が下がるのを防ぐために、最近の終身保障型に入り直すか、追加加入をしましょう。新規に入れば、バージョンアップした保障の医療保障を手に入れられるので、入院したときの不安も抑えられるでしょう。
40代で医療保険の加入・見直しをしておかないと、保険料は高くなっていきますし、病気になってさらに高い保険料を払わないといけないようになりますよ。
死亡保障の必要性はライフステージで変わる
医療保障はどちらかというと自分のための保障なので、ライフステージに大きく影響されることはあまりありません。しかし、死亡保障は誰か(主に、子ども)のための保障なので、ライフステージに影響されます。上で挙げた6つの分類にしたがって、死亡保障の必要度を整理してみましょう。
1.シングル
2.結婚後も働いている(子どもはいない)
3.結婚して専業主婦・パート主婦になった(子どもはいない)
まず、上記3つは、家族は夫だけなので、あなたが死亡しても生活に困ることは考えにくいでしょう。そして、40代になっていれば、お葬式代くらいの貯蓄はあるはずなので、死亡保障はなくてもかまいません。
4.子育てはそろそろ卒業!?
5.子育てまっ最中
4はそろそろ子育てを卒業する時期ですし、5でも子どもが中学生以上になっていれば、子どもは自分の身の回りのことはできるようになっています。ですから、あなたが死亡したとしても、子どもの面倒を第三者に頼んだりするお金はかかりません。
定期保険や収入保障保険などで死亡保障を準備していて、2~3年で満期になるなら、定期保険は更新せず、収入保障保険はそのまま終了させます。満期まで5年以上残っていたら、解約してもかまいません。ただし、働いていて家計への貢献度が大きい人は、家計費の負担分の死亡保障はまだ必要なので、保険は残しておきます。
6.新米ママ
6の場合は、子どもの養育のための死亡保障が必要です。すでに定期保険などに加入していて、1000万円程度の保険金額が10年から15年残っていれば、そのままにします。死亡保障を準備していなければ、定期保険で1000万円(10年満期または15年満期)をカバーします。仕事を続けていて家計への貢献度が高ければ、2000万円程度を子どもが独立するまでの間、保険をかけておきましょう。
40代になってからの保険加入は、20~30代で入るのに比べて、当然、保険料は高くなります。死亡保障は定期保険か収入保障保険を使って、負担を抑えるようにしましょう。