そのビリーフに気づき、自分のハマってしまいやすいパターンを知ることで、恋愛はもちろん、仕事や生き方も、しなやかに柔軟になれます。なかでも、今回は「尽くしてしまう」「重いと言われる」という、母性が強いがんばりやさんに多いビリーフについて、お伝えします。
がんばったら愛される
どうせがんばるなら、自分のために。「がんばる私」じゃなくても愛されるはずです
がんばりやさんは「努力すれば報われる」と思いがちです。学業や仕事はそれでいいかもしれません。でも、人間関係の場合「がんばったから愛される」とは限らないものです。
よく考えてみましょう。そもそも、「がんばったら愛される」って、おかしいと思いませんか? 本来、親から無条件に愛されていれば、努力して親に褒めてもらう必要なんてないはずなのです。「○○だったら愛してあげる」という愛情を「条件付きの愛」という言い方をします。このビリーフは、条件付きの愛で育った人に多い固定観念です。私もよく「おりこうさんになって、お母さんに好かれたいと思わないの?」と、母に言われたものです。
でも、あなたが誰かを好きになるとき、「頑張ってくれたから」って恋に落ちますか? もっと別の理由で恋って始まるものですよね?
ナイチンゲール症候群のように、お世話をしてもらって好きになる、ということは確かにあるかもしれませんが、残念ながら、がんばったからといって必ずしも好きになってもらえるとは限りません。そして、逆に、何もしなくても愛情を注いでもらえることだってあります。
ただ、そばにいるだけでうれしい。幸せな気分になれる。お互いがそんなふうに思える関係であれたら、すばらいしと思いませんか? そういう関係の相手が、きっとこの世にはいるはずです。