間違った素直さを発揮していませんか?
正直に言いすぎるのも考えもの。相手を傷つけない思いやりも必要です。
恋愛において素直になったほうがいい場面はたくさんあります。しかし、いつどんなときでも素直になればいいというものでもありません。
たとえば週末のデート。どうしても気が乗らないときに、そのまま正直に伝えたら相手は「自分のことを嫌いになってしまったのか」と落ち込んでしまうかもしれないし、「どうして?」と相手に詰め寄られたら、さらに墓穴を掘ってしまうかもしれません。
そんなときは嘘も方便。「残業続きで疲れているから」と言って仕切り直ししたほうが、自分にとっても相手にとっても平和な結果になります。
また、恋人のことを否定するつもりじゃなくても、相手の欠点を指摘するときは、正直すぎるとカドがたつもの。「どうせ私ブスだし」と卑下する恋人に(たとえ冗談交じりだとしても)「そうだね、確かにブスだ」などと言うのは、あまりにデリカシーがありません。幼稚な振る舞いをする恋人に「だからアンタはガキなのよ」と言ったら、無用なケンカを勃発させるだけ。
思うことをそのまま伝えればいいというものではありません。それは素直というより「バカ正直」の類。言葉にはいろいろな表現方法があります。オブラートに包んで伝える思いやりも、愛情のうちですよ。