人間もペットも熱中症対策が重要である

人間とは異なり犬の適温は15度~21度

人間とは異なり犬の適温は15度~21度

「夏ってこんなに暑かった?」と思うほどに、ここ数年、とても暑い夏を過ごしているように思います。さすがに8月も下旬になると熱中症で搬送される人も減少傾向にあるようですが、とはいえ、今年2013年は例年と比較して数多くの搬送者が出ているようで、まだまだ相当程度の注意が必要だと思います。

ペット保険最大手のアニコム損害保険は、自社の保険契約についてペットの熱中症による保険金請求件数(「熱中症、日射病、熱射病、脱水」のいずれかの事由で保険金請求を受け付けた件数)を取りまとめて公表しています(注1)。

人間についても同様のことがいえますが、熱中症というと、つい、7月・8月といった真夏のことと考えがちですが、実際には、ペットがまだ暑さに慣れ始めていない4月・5月・6月も熱中症による保険金請求が発生していることを見ると、早い時期から注意と対策が必要だといえます。

特に犬は、犬種によっては全身を被毛で覆われており、そもそも夏の暑さを苦手とするものも多いですし、また、人間とは異なって、汗腺が限られた部位にしかないので上手に汗をかくことができず、体温調節が苦手です。さらに、犬は地面に近い位置を歩くため、アスファルトなどの地面からの放射熱を受け、相当程度、暑い思いをしているはずです。

ですので、ペットの飼い主の皆さんは「ご自身が耐えられる暑さ・快適な気温・室温」を考えるのではなく、ペットの特性・体質を考慮した熱中症対策を考えてあげてください。

熱中症の治療費は保険金支払いの対象である

ところで、いざ、飼っているペットが熱中症になってしまったら、もちろんすぐに動物病院に連れて行ってあげることになると思います。そして、その治療費はペット保険を取り扱う損害保険会社3社(アイペット損害保険、アクサ損害保険及びアニコム損害保険)の補償内容を見ると、一般に、保険金支払いの対象になっているようです。

ただ、3社の保険約款には、各社表現の違いはあるものの「保険金を支払わない場合」として、「契約者、被保険者による故意又は重大な過失」とあります。この保険約款でいう「重大な過失」とは何かを真剣・厳密に問う必要はないと思っていますが、飼い主の皆さんが保険会社から冗談でも過失なんて言われることのないように、ペットに対して精一杯の配慮をしてあげてください。

(注1)http://www.anicom-sompo.co.jp/company/news/news_0130419.html
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