人気の上方落語家たちのブースがズラリと並ぶ「落語家おもしろ屋台」
上方落語家たちが一堂に会し、神社の参集殿での落語会をはじめ、愛用のグッズや私物などを落語家自身が販売する「落語家おもしろ屋台」、人気の「お茶子クィーンコンテスト」などのステージが2日間にわたって行われます。
大阪落語の始祖をたたえ、後世に語り継いでいくイベント
彦八まつりは、大阪落語の始祖・米澤彦八の名を後世に伝えるため、彦八が活躍した生國魂神社の境内に1990(平成2)年、『彦八の碑』が建立されたのがはじまりです。翌91年、その碑を上方落語の象徴とし、年に一度、上方落語家たちが一堂に会するイベントとして開催されるようになりました。
上方落語の熱心なファンはもちろん、一般の人々とも交流しながら、大阪の伝統芸能である上方落語をアピールするのが目的で、毎年9月第1土曜日と日曜日に開かれています。その実行委員長には、笑福亭仁鶴さん、桂三枝さん(現・桂文枝さん)、笑福亭鶴瓶さんらそうそうたる上方落語家たちがこれまで務めてきました。
まさに“年に一度の落語家の文化祭”であり“落語家によるファン感謝デー”ともいえる彦八まつり。この日ばかりは、ファンからのサインや記念撮影にも気軽に応じてくれるのもあり、毎年、大勢の人々が会場に訪れます。
生國魂神社の境内にある、大阪落語の始祖・米澤彦八の碑