エネファームでできることは電気・給湯・暖房
エネファームは発電+給湯設備ですから、まず基本として家の中の電気をまかないながら、キッチンやお風呂のお湯を作ります。加えてガス温水式床暖房、ミストサウナ付き浴室暖房乾燥機、洗面所などに便利な温水ラジエーターなど、温水を利用した暖房設備も利用できます。エネファームは発電+給湯設備。電気・給湯・温水暖房設備なども利用できる。
温水を利用した設備には、床暖房、ミストサウナ付き浴室暖房乾燥機、温水ラジエーターなどがある。
エネファームをリフォームで設置する時の注意点、補助金申請も忘れずに
エネファームは敷地内に設置するためのスペースが必要となる。(写真はイメージ)
問題になるのは設置スペースで、今までの給湯器より大きな面積が必要になりますので、確認しておきましょう。
エネファームの奥行は約40cmで、設置スペースはクリアランスも含めて奥行75cm、幅2.7m程度が必要です。温水器の設置と同じように、地面に基礎を打設してその上に設置を行います。上記のスペースがとれなくても、現地に応じた設置位置を検討できますので施工前によく相談しましょう。
リフォームの際には、補助金についても忘れずに確認しておきましょう。エネファームは優れた環境性により、国からの補助金の対象になっています。国からの補助金は1台あたり上限45万円、(平成25年8月現在/申込受付先着順、申込締切日の設定あり。詳細は一般社団法人燃料電池普及促進協会/FCA)
加えて東京都ではHEMSと組み合わせることで+22.5万円の補助金も併せて受けられます(詳細は東京都地球温暖化防止活動推進センター)
ただしこれらの補助金は、その期の枠がいっぱいになると締め切られますので、事前にスケジュールを確認しておきましょう。
また導入前には、メンテナンス費用や維持費についても、忘れずに確認して下さい。東京ガスではエネファームに対し10年間フルサポート制度があり、エネファームの定期点検や万が一の故障対応が無償で受けられます。(エネファームと同時に新規に接続した暖房機器の故障対応も含みます)
本体価格は190万円台、取り付け費用の目安は30~40万円程度
エネファームはエコリフォームの選択肢の1つとして十分に検討段階にあると言える。
エネファームの無償フルサポート期間は10年間、その後の定期点検や故障修理は有償になり、使用期間は最長でも20年ですので、まだ元を取るには少し値段が高いという現実があります。
しかし太陽光発電システムの普及が始まった頃も、元が取れるかばかりが論議されていましたが、現在ではそれよりいかに暮らしに役立つか、省エネでエコになるかで導入を決める人が増えています。また今後、電気料金が上がれば試算も変わってきます。
以前に比べて格段にハードルが下がっているエネファーム。エコリフォームの選択肢の1つとして十分に検討段階にあると言えるでしょう。
エネファームの実物は東京ガスショールームなどで見ることができます。ガイドYuuが突撃体験取材へ行った様子は下記でご紹介しています。
■リフォーム前に体験したい!東京ガス横浜ショールーム
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