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ポジカリ3原則+ポジカリ2ステップで相乗効果
ポジカリ3原則は、ママのイライラ対策に効果がある叱り方ルールでした。そして、ポジカリ2ステップは、子どもが言うことを聞く仕組み作りに役立つものでした。それぞれ特色はあるものの、叱るときの悪循環を防ぐためには、どちらか一方ではなく、双方からアプローチするのがベストです。なぜなら、その悪循環は、イライラすると、子どもが言うことを聞かなくなる、子どもが言うことを聞かないと、もっとイライラする、という形で、お互いがお互いの引き金を引いているケースが多いからです。イライラしない叱り方は子どもに伝わりやすい。伝わると子どもも言うことを聞きやすくなる。こうやって、ポジティブなサイクルは生まれます。ぜひ、ポジカリ3原則+ポジカリ2ステップの合わせ技で、叱り方をブラッシュアップしてみてください。
ポジカリ3原則まとめ
■叱るのは:- 今の
- 目の前の
- 行動だけ
■ポジカリ原則 その1:今を叱る
「今の○○はよくなかったよ」
「今やっている○○はすぐにやめなさい」
「今の○○っていう言い方はよくないよ」
のように「今」をキーワードに。
■ポジカリ原則 その2:目の前のことを叱る
「ドラえもんが終わったら、テレビを消しなさい」
「ピーマン、あと2つになったよ。頑張ってるね」
「青いペンのキャップをしなさい」
のように、物の名称、色、形など名詞をフル活用。
■ポジカリ原則 その3:子どもの「行動」を叱る
「その言い方はよくないよ」
「○○するのは、ダメよ、悪いことよ」
「このやり方だと上手くいかないから、新しい方法を考えましょう」
「そのやり方はだらしないよ。○○しなさい」
のように、行動だけを指摘し、「○○な子」は使わない。
ポジカリ2ステップのまとめ
■「○○しなさい。やらないのなら△△だよ」を使うときは、- 非現実的で大げさなことは言わない
- 同類のことで反省を促す
- やらなかったら、すぐに行動に移す