ぐじ(アマダイ)を堪能できる若狭懐石がおすすめ
京都駅から八瀬・大原方面へ車で北上すること約30分。京都と日本海を結ぶ若狭街道の入口に当たる場所に「山ばな平八茶屋」があります。「平八茶屋」の創業は記録に残っているだけでも安土桃山時代といわれ、そのはじまりは平安時代まで遡れるという京都でも老舗中の老舗です。
創業当初は、若狭街道の掛茶屋としてはじまり、立ち寄る旅人や商人が草鞋を履きかえたり、衣服の裾を整えたりする茶屋でした。
そうした人々に振舞われたのが今なお「平八茶屋」の名物として知られる麦飯とろろです。
昔は、日本海から若狭街道を通って、サバやアマダイが運ばれていました。
産地で保存のために塩をされたサバやアマダイがちょうど「平八茶屋」のあたりまで来ると塩がまわって一番美味しくなるといわれ、若狭の魚を用いた料理が「平八茶屋」の名物となったのです。
現在の「平八茶屋」の献立は、若狭のぐじ(アマダイ)を中心とした若狭懐石(10,500円~)や川魚料理を中心とした清流懐石(10,500円~)があります。
築400年といわれる表玄関である騎牛門をくぐると、鬱蒼とした林に包まれた約800坪の庭園が広がり、清流高野川のせせらぎを聞きながら、ゆったりとした気分で食事が楽しめます。
■山ばな平八茶屋
住所:京都府京都市左京区山端川岸町8-1
電話:075-781-5008
営業時間:11:00~21:30
定休日:水曜
アクセス:www.heihachi.co.jp/map/
HP:www.heihachi.co.jp/
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