・外観
日本の一般住宅に多く見られるデザインのひとつに、南側は開放的でも北側が貧しいデザインになることがあります。ここでは掃き出し窓をのぞいて東西南北すべて同じ大きさの窓を採用しています。
・各室のインテリア
年齢を考えてバリアフリーはもちろん、触って気持ちのよい材料、室内の温度差、照明の明るさなどかゆい所に手が届くを念頭に計画しました。
<写真は全て(株)佐川旭建築研究所>
ガイド佐川旭 竣工後の感想
引き渡して1ヵ月後くらいに食事に招待していただきました。その夫人が赤い帽子をかぶってラセン階段を下りてきて私を出迎えてくれたのですが、その様子はまるで映画のワンシーンの様で、婦人のイキイキとした素敵な笑顔がとても印象的でした。私も夢のお手伝いができたという満足感で胸がいっぱいになりました。お金には換えられない充実感と建築家冥利に尽きる仕事だったとあらためて思います。