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メーカー独自の機能が充実『MEDIAS X N-06E』(2ページ目)

ドコモから発売中の『MEDIAS X N-06E』には、メーカーであるNECカシオモバイルコミュニケーションズ独自の工夫が、随所に盛り込まれています。残念ながらスマホからの撤退を発表した、同メーカーのラストワンスマホの魅力を紹介します。

太田 百合子

執筆者:太田 百合子

携帯電話・スマートフォンガイド

放熱技術からホーム画面まで、独自の工夫が満載!

『MEDIAS X N-06E』が搭載するクアッドコアCPUは、4つの処理を同時にこなせる最新のCPU。ゲームや動画再生などの負荷がかかる作業でも、サクサクと軽快に操作することができます。一方で、同時にたくさんの処理を行うため、熱を持ちやすいという弱点も。そこで本機には、「ヒートパイプ」を使って熱を逃がす、メーカー独自の工夫がされています。

「ヒートパイプ」とは、様々な機器で使われている放熱部品のひとつで、スマートフォンのような小さな機器に搭載されるのは、これが初めてとのこと。熱を素早く逃がすことで、CPUのパワーをフルに発揮できるようにしているというわけです。
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左端の細長い部品がヒートパイプです。このパイプの下のほうがCPUとつながっていて、CPUが発する熱を上に逃がす構造になっています。

またホーム画面にも、メーカー独自の工夫がされています。『MEDIAS X N-06E』に搭載されているホーム画面は、全部で3つ。ひとつは、ドコモのスマートフォンに共通の「docomo PaletteUI」。もうひとつは、ガラケーの操作性に近い「docomoシンプルUI」。そして、NECカシオモバイルコミュニケーションズオリジナルの「LIFE UX」です。

この「LIFE UX」には、過去のコミュニケーションの履歴や今後の予定をひとつの画面で見られる、「LIfe Way」という機能が用意されています。またアプリ一覧がジャンル別に切り替えられる仕様になっていたり、ロック画面からあらかじめ登録したアプリを直接起動できるなど、使いやすさに配慮した工夫が随所に盛り込まれています。
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「LIfe Way」では日付を挟んで下の部分に、着信やメールなどのやり取りの履歴、上の部分に今後の予定やタスクなどが表示されます。この画面から直接電話をかけたり、メールを起動したり、タスクを追加したりすることもできます。

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ロック画面をタップすると、あらかじめ登録してあるアプリが放射状に表示され、その方向に向かってスワイプするだけで、アプリを素早く起動することができます。

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ガラケーに近い操作性を求める人は、ホーム画面に「docomoシンプルUI」を選択することもできます。ガラケーのメニュー画面に近いデザインになっているのでわかりやすいほか、画面を右に動かすと着信履歴が現れるなど、画面の配置もガラケーに似せてあります。

次ページでは、本機のイルミネーション機能を紹介します。
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