スマートフォン/スマートフォンレビュー

メーカー独自の機能が充実『MEDIAS X N-06E』

ドコモから発売中の『MEDIAS X N-06E』には、メーカーであるNECカシオモバイルコミュニケーションズ独自の工夫が、随所に盛り込まれています。残念ながらスマホからの撤退を発表した、同メーカーのラストワンスマホの魅力を紹介します。

太田 百合子

執筆者:太田 百合子

携帯電話・スマートフォンガイド

かゆいところに手が届く、メーカーこだわりの機能に注目!

ドコモから発売中の『MEDIAS X N-06E』は、NECカシオモバイルコミュニケーションズ製のスマートフォンです。

多くの機種が同じAndroid OSを採用していることもあって、スマートフォンはどうしても、できることが横並びになりがち。そこで各メーカーは、デザインやホーム画面に様々な工夫を加えて、差別化をはかっています。

この『MEDIAS X N-06E』にも、NECカシオモバイルコミュニケーションズ独自の工夫が、いろいろ搭載されています。早速、チェックしてみましょう。

まずはデザイン。『MEDIAS X N-06E』は、約4.7インチと大画面の有機ELディスプレイを搭載しています。画面が大きい分、サイズも幅67ミリ、高さ138ミリとそれなりに大きいのですが、薄さは8.5ミリとスリム。また背面がラウンド状で角も丸くなっているなど、手のひらにフィットしやすいカタチになっています。全体としては、大画面だけど比較的持ちやすい、スリムなスマートフォンといった印象でしょうか。
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背面が丸くラウンド状になっているので、女性の手でもしっかり持てる印象。またスリムなので、バッグやポケットの中でかさばらないのもうれしい点です。

続いて、基本性能をチェック。『MEDIAS X N-06E』は約4.7インチの有機ELディスプレイに、クアッドコアCPU、32GBのROM、2GBのRAM、1310万画素カメラ、急速充電対応の2300mAhのバッテリー、さらにワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信、防水といった機能をフル搭載しています。ディスプレイの解像度がフルHD(1080×1920ドット)ではなく、HD(720×1280ドット)だということ以外は、いわゆるフラッグシップモデルと呼ばれる機種とほぼ同等のスペック。基本性能の高い、ハイエンドなスマートフォンだと言えます。
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約4.7インチの有機ELディスプレイには、目に有害だとされるブルーライトをカットする機能も備わっています。ディスプレイの上には、約130万画素の自分撮り用のサブカメラも搭載。なんと、サブカメラ用にもライトが用意されています。

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背面のメインカメラは1310万画素。正面だけでなく裏面にもマイクを搭載していて、騒音をカットできるほか、相手の声にあわせて、聞きやすさを調節できる機能も搭載されています。

次ページで、本機独自の工夫点をさらに詳しく紹介します。
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