利用シーンに見合った“容量”
モバイルバッテリー選びのポイントの1つは“容量”です。最近ではコンパクトなサイズのバッテリーも多く存在しますが、容量不足で満足できる量の充電ができなくては意味がありません。まずは何より、スマートフォンを必要なだけ充電できるバッテリー容量を備えていることが重要なのです。基本的にバッテリーの容量はサイズに比例し、大きなサイズのバッテリーであれば、それだけ容量が大きく、スマートフォンをより多く充電できる場合が多いです。ですが当然ながら、サイズが大きくなれば持ち運びづらくなるというデメリットも生まれてくるので、バッテリー選びにはサイズと容量のバランスがポイントとなってくるでしょう。
そこでまずは、日常生活において、外出中にスマートフォンをどれくらい充電できれば足りるのかを考えてみることが重要です。例えば“スマートフォンを1回分フル充電したい”という場合は、それを超える容量のバッテリーを購入するのがよい、ということになります。
最近では“スマートフォンを1回フル充電できる”など、具体的な回数をうたったモバイルバッテリーが多く販売されています。ですがスマートフォン自体のバッテリー容量は機種によってかなり異なっており、一昔前の機種では1700mAh前後が主流でしたが、最近では2000mAhを超えるものも少なくなく、3000mAh以上のものも登場しています。ですので、購入前には自分のモバイルバッテリーの容量だけでなく、スマートフォンのバッテリー容量も確認しておく必要がある点には要注意です。
多少サイズや重量が大きくても、とにかくバッテリーの容量が欲しいという人には、大容量をうたうバッテリーをお勧めしたいところです。例としてソニーの「CP-F10LSAVP」を上げると、70.4(w)×130.6(h)×16.5(d)mm・260gと、モバイルバッテリーとしてはサイズが大きいものの、スマートフォンを3~4回充電できる10000mAhの大容量バッテリーを備え、タブレット端末の充電も可能であるなどのパワフルさを誇っています。
次は、バッテリー選びの2つ目のポイントを説明します。