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背面収納(バックセット)でキッチンは蘇る(2ページ目)

「キッチンが手狭になって使いづらい」、「マンションのキッチンに不満がある」と感じている方は多いのではないでしょうか。最近は調理家電の種類も増え、調理の仕方も大きく変化しています。その一方、まだまだ進化中といえるのが「背面収納」(バックセット)といえるでしょう。

塩野 哲也

執筆者:塩野 哲也

空間デザインガイド


カウンターキッチンの前面に食器収納を

カウンターキッチンの前面に食器棚を設けるケースも増えています。普段使いの食器やグラス、カトラリーを収納することで、ダイニングへの配膳が楽になり、子どもにお手伝いをさせることもできます。また意外と便利なのがリビング収納に食器棚を設けることです。キッチンの収納スペースは限られています。普段使わない食器類はリビング収納にしまい、キッチンは使用頻度の高いものだけに絞り込むことで、スペースを有効利用できます。
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カウンターキッチンの前面に収納を設けた例。左側のAVボードはグラス類の収納を兼ねています。

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フラット式のスライド収納を使うことで、キッチンのデザインもすっきり。背面収納もシンプルにまとめられ、調理家電が使いやすい高さに配置されています。レザルクの実例


必ず欲しいトール収納

乾物類や飲料、酒類、缶詰、インスタント食品、保存食、シリアル類、調味料の収納には、トール収納がおすすめです。分散しがちな食品ストックを1カ所にまとめることで、探しものの手間もはぶけ、食品をムダにすることも少なくなります。幅が狭く、奥行きの深いトール収納は、引き出しバスケット式が便利です。大型引き出しでも出し入れが楽なタイプがありますので、検討してみてはいかがでしょうか?

取材協力:レザルク、Webマガジン コラージ

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