国の重要文化財に指定
藤村記念館は、JR甲府駅北口広場にあります。駅舎を出るなり擬洋風の建築物が目に入り、何となく気になってしまいます。甲府に訪れた観光客は先ず、藤村記念館に立ち寄ってから旅が始まることになります。甲府市藤村記念館の建物は、明治8年に現在の甲斐市亀沢に睦沢学校の校舎として建てられたものです。睦沢学校の閉校後の1957(昭和32)年からは、睦沢公民館として地域交流の場となっていました。2009年(平成21)年に再開発事業の一環として甲府駅前の北口広場に移転され、甲府市を訪れた人が最初に目にする建築物となりました。
この建築物は、明治時代に現在の県知事にあたる山梨県令を務めた藤村紫朗が、積極的に取り入れた「藤村式建築」と呼ばれる擬洋風の建築スタイルによって設計されています。とてもおしゃれな構造と色彩をもっており、国の重要文化財に指定されています。
今では、市民や観光客の交流ガイダンス施設として使われるばかりでなく、内部には創建当初を偲ばせるような教室が復元されています。
<基本情報>
住所:山梨県甲府市北口2-2-1
電話番号:055-223-7324(甲府市生涯学習室文化課文化財係)
料金:無料(2013年7月現在)
営業時間:9:00~17:00
定休日:毎週月曜日(休日の場合は火曜日),年末年始
公式HP:http://www.city.kofu.yamanashi.jp/bunkashinko/shisetsu/bunka/fujimura.html
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