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ゆかりの深い作家、詩人を紹介する「軽井沢高原文庫」

軽井沢高原文庫は、長野県軽井沢町の軽井沢タリアセンの一つの施設とオープンした文学館です。軽井沢は、高原の避暑地、別荘地として数多くの作家、詩人たちに愛されていました。こちらでは堀辰雄、室生犀星を中心として、軽井沢にゆかりの深い近代文学者に関する資料を展示、紹介しています。

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文学者に愛された軽井沢にある「軽井沢高原文庫」

 

 

軽井沢高原文庫は、長野県軽井沢町の軽井沢タリアセンの一つの施設とオープンした文学館です。堀辰雄、室生犀星を中心として、軽井沢にゆかりの深い近代文学者に関する資料を展示、紹介しています。

軽井沢は、高原の避暑地、別荘地として数多くの作家、詩人たちに愛され、文学作品の舞台としてしばしば登場します。堀辰雄は一高生時代の大正12年に、室生犀星に誘われ、初めて軽井沢を訪れました。それ以後、毎年夏には軽井沢を訪れ、「ルウベンスの偽画」、「美しい村」、「菜穂子」など、軽井沢を舞台とした小説を創作しました。

敷地内には、堀辰雄が1941年から1944年まで夏の別荘として使用した、堀辰雄山荘「1412番山荘」が、旧軽井沢釜の沢から移築されています。他にも、野上弥生子書斎兼茶室や、有島武郎の旧別荘「浄月庵」なども、移築されています。
 

 

 

 

移築された作家達の別荘や展示物を見ていると、軽井沢という町と日本の文学作品の深い関わり合いを改めて感じさせられます。作家といえども、やはり人間です。夏には暑くて騒々しい都会を離れ、涼しい高原の避暑地でなければ創作活動ができなかったのかもしれません。

でも、毎年、夏の時期を軽井沢で過ごしたからといって、凡人からは文学作品は生まれないことは悲しいことです。

■軽井沢高原文庫

住所:長野県北佐久郡軽井沢町長倉202-3
電話番号:0267-45-1175
料金:高校生以上 700円、小・中学生 300円
営業時間:9:00~17:00
定休日:展示替え臨時休館(7/10~13,10/9~11),冬季休館(12~2月)
HP:www.karuizawataliesin.com/kougen/kougen2004.html

※データは記事公開時点のものです。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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