ETF/アベノミクスで注目のETFと売買法

利回り4%超のものも!ETFの分配金に注目(2ページ目)

7月はETFの分配金支払いが集中するシーズン。今期は組入銘柄の業績好転から、前期より分配金額をアップさせたETFが続出しています。中でも高い分配金を出しているのはどれ?ETFの分配金の特徴や受け取り方法についても見ておきましょう。

執筆者:村岡 里香

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7月決算のETFのうち分配金が高かったのは?

下の表は、現時点で7月決算を終えたETFの中で、分配水準の高かった10銘柄をピックアップしたものです。ちなみに現在の東証一部の予想配当利回りは1.95%(7/19時点)。下記のETFの分配金利回りは2~4%超とそれを大きく上回っています。

※は直近12か月分の分配金合計額。分配金利回りは7/19時点のもので税引前(クリックで拡大)

※は直近12か月分の分配金合計額。分配金利回りは7/19時点のもので税引前(クリックで拡大)


海外債券ETFやリートETFは分配頻度が高く、相対的に高利回りとなっています。年に1回分配するETFでは、1年分の収益が一度にまとめて受け取れるのでうれしい金額になりそう。運用の効率を上げるには再投資が有効ですが、年一度の旅行代など決まった目的に利用する人も多いようです。

ただし、分配金額は決算期ごとに変動しますし、収益状況によっては分配金が出ないこともあります。分配金利回りもETFの価格変動によって常に変わりますのでご留意ください。

ETFの分配金の受け取り方法

ETFの分配金を受け取れるのは、決算日(権利確定日)にETFの所有者として登録されている人。所有者として登録されるには、決算日の3営業日前の権利付最終日までにETFを購入する必要があります。権利付最終日の翌営業日は権利落日。この日以降にETFを売却しても分配金を受け取る権利は残ります。

支払われる分配金額が確定するのは決算日ですが、分配金の実際の支払いはそれより2カ月ほど先になります。振込先の金融機関等を指定している場合はその口座に振り込まれます。指定のない場合は「収益分配金領収証」が郵送されてきますので、必要事項を記入、捺印し、決められた期限内にゆうちょ銀行や郵便局の窓口に持っていくと受け取れます。

万が一期限内に受け取りに行けなくても、申し出すれば再交付されますが、発行から5年を過ぎると時効となってしまい、受取権利がなくなるのでご注意くださいね。

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