株主ならではのお得な特典、株主優待
まいど、相場の福の神こと藤本です。株式投資で利益を得る方法は2つあります。安く買って高く売り、その差額を儲ける売買益(キャピタルゲイン)と、株式を保有しているだけでもらえる配当と株主優待(インカムゲイン)です。
配当と株主優待は、権利確定日と呼ばれる特定の日に株式を保有していればもらえます。権利確定日は、ほとんどの企業で、決算に合わせて設定されています。
8月権利確定の株主優待銘柄は86
株主優待の権利確定日を8月に設定しているのは、2月決算の流通業を中心に86銘柄あります。その中で、藤本の気になる銘柄として、イオン(8267 ・東証1部)をご紹介します。【8267】イオン(東証1部)
千葉市美浜区中瀬に本社を構え、営業収益は日本の小売業でナンバーワン。総合スーパーを中心としつつ、金融など様々な分野でビジネスを展開しています。社名であるイオン(AEON)は、ラテン語の「永遠」を意味しています。■株式データ
株価:1386円(7月12日終値)
単元株数:100株
予想PER(連):14.94倍
実績PBR(連):1.06倍
予想配当利回り:1.88%
時価総額:約1兆1200億円
■株主優待
権利確定日:2月末、8月末
優待がもらえる株数:100株以上
優待内容:
イオンオーナーズカードを提示して買い物をすると、買上金額合計(上限100万円)に下記の返金率を乗じた金額を半年ごとに返金。
- 100株以上 返金率3%
- 500株以上 返金率4%
- 1000株以上 返金率5%
- 3000株以上 返金率7%
■株価の推移
昨年10月15日の直近安値をつけてから、右肩上がりの堅調相場。今年4月12日には1441円の年初来高値をつけました。その後は反落局面となり、6月7日に1105円の安値をつけるなど急落しています。さらにその後は反発局面となり、7月10日には高値1431円をつけており高値圏水準にあります。
■注目ポイント
日本最大の小売業であるため、アベノミクスによる景気回復で個人消費が回復すれば、大きなフォローの風となりそうです。
これまで郊外型の大型ショッピングセンター運営で成長してきましたが、今後はアジアマーケット大都市マーケット、シニアマーケット、デジタルマーケットの4つの成長市場に、事業機会を拡大していくようです。
「買上金額に応じて3%以上をキャッシュバック」という株主優待があるため、普段からイオンで買い物をする個人投資家には人気があるようです。半年ごとに、期間中の買物状況を記した明細書と「株主ご優待返金引換証」が送られ、店舗で現金キャッシュバックされる仕組みです。例えば、100株の保有者(投資金額約14万円)が、月に5万円ずつ半年間イオンで買い物をした場合、30万円の3%の9000円がキャッシュバックされることになります。
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