内装リフォームの床材選びは肌感触も大事
床材選びで大事にしたいのが肌に触れる感触です。普段スリッパを履く暮らしであっても、たまには裸足になったり、床にちょっと座ってみたり、床に寝ころんで本を読むことがあるかもしれません。小さい子供なら転げまわったりすることもあるなど、床に直接肌が触れる機会は多いもの。内装リフォームの落とし穴は、同じようなフローリングに見えても、木の種類や塗装方法により、感触や居心地感が違うところにあります。裸足になったり、座ってみたり、床材は直接肌が触れる機会が多い。
冷たい?硬い?スリッパ越しでは分からない床材の感触
スリッパ越しでは床材のぬくもりや本当の硬さはわからない。
スリッパを脱ぐと、無垢の床板のぬくもり、合板フローリングとの微妙な温度の違い、石のひんやり感や硬さ、タイル貼りなら目地の段差の感じ方などがよくわかります。
内装リフォームでリビングの床をタイル張りにしたら、想像した以上に冷たく硬く感じられ、結局カーペットを敷いているというケースもあります。本当に居心地いい部屋にリフォームするために、カタログやサンプルを見るだけではなく、自分の足で感触を確認しましょう。
普段に家で使っているスリッパや室内履きがあるなら持参して、歩きごこちの確認もしてみましょう。材質によって滑りやすさが違います。ガイドYuuは住宅展示場をまわる時にはスリッパは履きません。床を汚さないよう、いつも靴下を持参しています。
内装リフォームの壁材選びも更に肌感触が大事
部屋は壁で囲まれています。6畳の部屋を例にとると、床面積は約10平米に比べ、壁面積は約25平米。内装リフォームの際にどんな壁材を選ぶかにより、部屋全体のイメージが変わるのはもちろん、室内の環境も変わります。その際、忘れてはならないのが、壁には手や腕が触れる機会が思ったより多いところにあります。廊下や階段など狭い空間では、手や腕が壁に触れる機会は思ったより多い。
丈夫な壁材が、小さな子どもや高齢者のケガの原因になることも
外壁用の材料は荒々しい風合いや、耐久性の高さが魅力だが使う場所に注意を。
これらの材料は、荒々しい風合いや、耐久性の高さが魅力なのですが、表面が硬いので使う場所に注意が必要です。
例えば狭い廊下の壁を、硬くざらざらした材料で仕上げてしまうと、大きな荷物を持っている時に肘を擦ったり、よろけて腕を壁にぶつけてケガをしてしまうことがあります。特に小さなお子さんや、高齢者がいる家で内装リフォームをする際は、壁の硬さや手触りの安全性をよく確認しましょう。
注意したいのは、階段、廊下、子ども部屋です。壁のでっぱった角の部分は、柔らかい木でコーナーを押さえておくことで安全性が高まります。
次のページは、 見た目でも手触りでも解らない!耳を澄ませてチェックしておきたい、内装リフォームの床壁選びで気付きにくいポイントをご紹介します。