~開放感を出すアイデア(2)~
「天井」と「床」のつながりが重要
部屋の広さを感じさせるには、天井や床のつながりを意識することがポイントになります。
まずは、建具のサイズです。ドアや窓などの建具を床から天井までの高さにすると、広い空間が演出できます。特にドアは、開けたときに隣接する空間と天井がつながるため、開放感と一体感が感じられるでしょう。(※下記の画像はイメージです)
天井まであるドアを開けると、奥行きや広さが感じられる
次に、居室内部の天井や床とテラスなど外部の軒天井や床をつなげる工夫です。この2つの天井のデザインや木質を統一することで、屋内と屋外が一体に続いているように感じられ、豊かな奥行きと開放感を与える効果があります。
天井の木材を合わせることで屋内と屋外が一体化
またその際、天井と床の木質を合わせておけば、空間の広がりがさらに効果的になります。このようなさまざまなプランを、無理なく間取りに取り入れるのは、設計自由度が高い工法でないと難しいことも。木造住宅なら数センチ単位の細かいプラン調整ができ、これらの工夫を活かした快適な住まいが実現するでしょう。
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~開放感を出すアイデア(3)~
見せる収納と、隠す収納を使い分けてすっきりと
細かいアイテムが多いスペースは、どうしても乱雑な印象になりがちです。生活感が出やすいキッチンまわりのものは、LDKから見えないように隠してしまいましょう。
隠した方が空間を面積以上に広く感じることができ、調理中に突然の来客があっても慌てずにすみます。収納の扉や棚は、素材や色調を統一して、インテリアの一部のように見せるとよいでしょう。
キッチン奥のパントリーは、予備の食材や使用頻度が低い調理家電、ゴミ箱などを隠して収納できる
一方で、隠すだけでなく、本棚や飾り棚などを使った見せる収納もあります。見せる収納をする場合は、床や天井・壁などと棚の木質を合わせて、一体感を出すことがコツ。収納スペースを確保して暮らしやすさをキープしながら、空間を広く感じさせる工夫です。
床と棚の木質感を合わせることで、見せる収納もすっきり
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~開放感を出すアイデア(4)~
ワイドスパンの窓や、仕切りの少ない大きな空間で広々と
家族が集まるLDKは、天井までの大きい窓など大開口があり、壁や柱の仕切りが少ない方がゆったりと感じます。住友林業なら、壁の仕切りや通し柱を外した大空間をつくることが可能。もちろん、柱や壁が少なくても十分な耐震性は確保しているので安心です。住まいのプランの自由度も高く、限りあるスペースをできるだけ広く活用することができます。
住友林業なら、壁や柱もなく大きな窓のLDKが実現
快適に過ごせて、開放感のある30坪の家を目指すなら
30坪の家でも、狭いと決めつけたり、広々とした空間をあきらめたりすることはありません。ご紹介してきた間取りや工夫を取り入れれば、思い描く理想の家で毎日快適に暮らすことができるでしょう。
今回ご紹介したさまざまなアイデアを実現するには、注文住宅の設計・技術・デザインなど多角的なノウハウが必要となります。30坪台の家の実績が豊富な住友林業なら、プランニングから強力にサポートしてくれるはず。
その土地にどんな家を建てたいのか、まずは気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
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