壁紙リフォーム成功のカギはタイミングにあり
壁紙の張替えは人気のリフォーム。でも意外なところに落とし穴があることも。
でも一見簡単そうに見えて、意外なところで失敗してしまうことも。そのカギはタイミングの取り方と、工事中の対策にあります。
今回は、実際にあった7つの事例をご紹介しますので、リフォーム前にチェックしておきましょう。まずは張替えと言えばこの問題、エアコンでの失敗です。
エアコンのせいで張替えリフォーム後、2年でツギハギになった壁紙
〈失敗事例-1〉
エアコンの寿命をよく考えて。古いものならエアコンも一緒に交換するほうが費用的にもお得。
15年ほど前の機種だったが、まだ使えそうだったので、壁に取り付けたまま、周辺だけを張替えることにした。
しかし、その2年後にエアコンが故障。もう古い上に修理費も掛かるので、買い換えることにしたのだが、最新機種は小型化していて、交換すると前の壁紙が見えてしまう。
結局、交換後に部分補修を行ったのだが、前の壁紙は既に廃番で予備もなく、似たような色を探して使ったため、エアコンの周囲がツギハギのようになってしまった。またそのために内装業者に来てもらう必要があったため、補修費用に12,000円ほど掛かった。
壁紙の張替えはエアコン交換の時期と合わせると効率的
壁紙の張り替えのタイミングは約築15年~20年。エアコンも15年以上使っているならそろそろ交換を検討してもいい頃です。この2つのタイミングをあわせて工事をすると効率よくできます。古いエアコンをそのまま使いたい場合は、いったん脱着すれば下に隠れた部分まで新しくできますが、その分費用が掛かります。取り付けたまま張替える場合は、周囲から差し込んで仕上げるので、見た目の美しさは脱着時と変わりませんが、外した時に古い壁が見えてきます。どちらを選ぶかは、製品の寿命や今後の予定、予算によりますので、しっかり検討しましょう。また工事の際に余った壁紙は補修用として保存しておくと、いざという時に便利です。
照明器具を交換したら、天井の壁紙の上に黒い縁取りが
〈失敗事例-2〉
照明器具の跡は残りやすい。照明を交換するなら、壁紙張替えの時期と合わせるとキレイに仕上がる。
リフォームは無事終了、壁が明るく華やかになったせいか、天井の照明器具がみすぼらしく見えるようになり、ホームセンターで新しい照明器具を購入した。
ところが照明器具が付いている時は気付かなかったのだが、古い照明器具を外してみると、その下は真っ白なまま、周辺は焼けたように黒ずんでいる。
新しい照明器具はペンダントタイプのため、以前の照明の跡を隠すことができず、くっきりと輪のような黒い跡が残ってしまった。いったん気になり始めたらそこばかり見るようになってしまい、結局、天井の張替えも追加で手配した。
天井の壁紙は照明器具の跡が残りやすいので同時交換を
天井は、照明器具の跡が黒く残りやすいため、天井の張替えと照明器具の交換は一緒に行なっておくのがお勧めです。また天井の張替え時は、照明の位置や数を見直すチャンスでもありますので、この機会を有効に活用しましょう。次のページもまだまだ続く、壁紙リフォームの意外な失敗事例!