沖縄、初めての離島

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海の美しさはもちろん、沖縄らしさが断然に色濃い離島の旅は、沖縄の旅の醍醐味!

7月に入って、いよいよ今年もシーズンの本番を迎えた沖縄。夏休みに沖縄旅行を計画している人も多くいらっしゃることと思います。

沖縄本島へはすでに何度か足を運んだことのある人も、初めて沖縄へ行くという人も、夏の沖縄旅なら、ガイドは絶対的に離島への旅をおすすめします。離島への旅と聞くと、なんだか沖縄の旅の上級者編という印象を受けるかもしれませんが、全然そんなことありません。なんといっても、沖縄には有人・無人を含めると160もの島々が点在しているのですから。ほんのちょっと足を伸ばすだけで、またまったく違う風景が開ける、といった具合です。しかも、離島に行くからといって必ず船に乗らなければならないわけではなく、橋続きで行ける離島も沢山ありますし、船に乗るといってもほんの10分ほどで辿り着く、そんなお気軽な離島もあるのです。

ということで、すでに沖縄旅行を計画している人も、これから計画しようと思っている人も、ぜひ頭の片隅に入れて欲しい、沖縄の離島旅のお話をしましょう。


まずは気軽に行ける、離島体験

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コバルトブルーの海に浮かぶ珊瑚の島での離島体験 ?  Copyright 2013 Okinawa Convention & Visitors Bureau, All Rights Reserved

沖縄本島へ行く場合、リゾートホテルが建ち並ぶ西海岸に宿を取る、または那覇ステイであちこちに出かけるというパターンが多いように思いますが、那覇空港から西海岸のリゾートまでは車で一番近い読谷エリアでも1時間以上、恩名や美ら海のある本部となれば1時間半~2時間以上もかかります。那覇ステイの場合、日帰りでビーチを楽しむのであれば南部のビーチや北谷のビーチとなりますが、こちらもやはり移動に1時間は要します。
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離島の海の美しさは、一度体験したら絶対に虜になってしまうはず!

夏の沖縄でビーチを楽しまないという手はありませんが、ビーチの美しさを求めれば求めるほど移動時間も要してしまうもの。ところが、那覇からなんと最短20分で行くことのできる離島ビーチがあるのをご存知ですか? それは、先日、国定公園として制定されることも正式に発表になったばかりの慶良間諸島の中、チービシ環礁に位置するナガンヌ島。那覇から約15km西に浮かぶ細長い島で、ほぼ無人島ですが、簡易コテージがあり宿泊することもできます。このナガンヌ島までなら、泊港から20分! たったの20分で、真っ白な珊瑚の砂浜と世界でもトップレベルの美しい海が満喫できてしまうのです! まわりをぐるりと海に囲まれたその色彩の美しさは離島ならではのもの。日帰りでもじゅうぶん楽しめるので、まだ一度も慶良間の海を体験したことがないという人は、とりあえず騙されたと思って一度海の中を覗きに行ってみてください。

同じくお手軽な離島として、北部の本部半島の沖合北西1.5kmに浮かぶ水納島も西海岸のリゾートエリアから気軽に行けるとして人気です。三日月の形をした島で、クロワッサンアイランドとも呼ばれ、夏のシーズン中は日帰りの観光客でビーチは大賑わい。船でたったの15分行くだけで、こんなにも海の透明度が違うのか! と、離島の海の美しさに驚くはず。

どちらの島も、無理なく日帰りで行けますし、まずは離島の海の美しさを体験してみたい人におすすめです。

橋を渡って行ける離島に泊まろう!

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離島へかかる橋は人気のドライブコース。橋からの眺めを楽しんだ後は、島をのんびりと楽しむのがおすすめ ?  Copyright 2013 Okinawa Convention & Visitors Bureau, All Rights Reserved

沖縄には橋で渡って行くことのできる離島が多くあります。橋で繋がっているので、離島という感じがしない、と思っている人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。橋を渡って辿りつくそこは、立派な離島です。
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瀬底ビーチに美しさはうちなんちゅのおスミ付き!

そもそも各島への橋は昔からあるものではなく、沖縄本島の場合、一番古い海中道路で約40年前の開通、最も記憶に新しい古宇利大橋の開通となると、2005年のことになります。なので、橋がかかり本島と陸続きになった今も、そこには船で行き来していた時代の姿があちこちに残るのです。古き良き時代の面影を留めた集落やサトウキビ畑を揺らす風、丘の上から眺める小さな漁港とひっそりと静かな浜辺の風景。訪れた人は、わずかほんの数分、橋を渡っただけで、そこに開ける風景の色合が変化したことに気づくはず。
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島をぐるりとしてみると、突如こんな風景に出会います ? Copyright 2013 Okinawa Convention & Visitors Bureau, All Rights Reserved

本部半島の付け根から北に伸びる古宇利大橋を渡って行く、屋我地島と古宇利島。同じく本部半島の先に浮かぶ瀬底島。そして、東海岸の海中道路を渡って行く、平安名島、宮城島、伊計島、浜比嘉島。どの島も同じく、そんな昔の沖縄の姿が残る島々で、一歩集落の中に足を踏み入れると、まるで琉球時代にタイムスリップしてしまったかのような気分を味わえます。
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古民家が残る集落の風景は、旅人にとってもなぜかほっこりと癒される空間

この橋を渡って行くことのできる離島の楽しさは、泊まって一晩をそこで過ごしてこそわかるというもの。滞在時間が数時間のドライブではなく、ぜひ宿を取っての一泊をおすすめします。観光客の姿がなくなり、静かになった島の浜辺で過ごす夕陽待ちの時間や、月明かりに照らされる集落の姿、夜風に揺れる木々の音……。ひょいと橋を渡ってやって来ただけで、そこに広がるまったくの別世界に驚かせられると同時に、この景色こそが本来の島の姿であったことに気づかされます。那覇の街や、リゾートホテルでは決して見ることのできない、島の原風景がそこにはあるのです。

離島旅にチャレンジ!

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風になびくサトウキビ畑の風景。そんななんでもない景色を探しに離島の旅へ!

那覇から船または飛行機に乗って、この夏こそ本格的な離島旅にチャンレジ!という人が悩むのが、いったいどの島に行ったらいいか?ではないでしょうか。行きたい島に行くのは当たり前ですが、旅の日程ですべての島に行くことはできません。まずは、滞在日数によって行き先を考えるといいでしょう。その際に島までのアクセスはもちろんのこと、島内での移動手段もひとつのポイントです。レンタカーの必要がなく自転車で観光可能な島(そもそもレンタカーがあまりない島)を選ぶなら慶良間の島々や渡名喜島(渡名喜は徒歩でもある程度観光できます)。逆にレンタカーがあったほうが絶対的に楽しいのが、ある程度の大きさがあるので車での移動が必須になる石垣島や宮古島となります。それに加え、誰と行くのか。ひとりなのか家族と一緒なのか、海遊びがメインなのか島観光がしたいのか、またリゾートステイが必須なのか等をあげていくと、行き先はかなり絞られるはずです。
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離島への旅が始まる那覇の泊港。きっと行きはドキドキ、帰りは帰ってきてしまったなという気持ちになるはず © Copyright 2013 Okinawa Convention & Visitors Bureau, All Rights Reserved

離島の旅の玄関口となる那覇の泊港は空港からタクシーで10分、ゆいレールの美栄橋駅からも歩いて行けるアクセスのよさで旅行者にとってとっても便利な港です。この泊港から行くことのできる離島は、先にも出た慶良間諸島の有人島。渡嘉敷島、阿嘉&座間味島と、久米島、渡名喜島、粟国島、そして週に1便となりますが北大東島、南大東島便も出ています。が、所要時間が13~15時間もかかるので今回は割愛。
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魚影の濃さに驚かされる古座間味ビーチ!  Copyright 2013 Okinawa Convention & Visitors Bureau, All Rights Reserved

1、2泊で海遊びをメインに楽しみたいなら、やはり慶良間の島々がおすすめです。泊港から渡嘉敷島まで高速船で35分、阿嘉島と座間味島までは約1時間と、群を抜くアクセスのよさで世界レベルの海が楽しめる、海好きにとってはパラダイスのような島。最近は外国人観光客にもとても人気のディスティネーションとなっています。夏のシーズンは日帰りの海水浴客の姿も多いのですが、慶良間の海を楽しむためには島泊が必須。今年から渡嘉敷~阿嘉~座間味間をつなぐオンデマンド船の運航も始まったので、日にちに余裕があれば慶良間の有人島ホッピングも可能です。

2泊以上できるのであれば、久米島の旅もおすすめです。慶良間の島々よりもうちょっと大きな久米島は、美しいビーチと島観光の両方が楽しめるリゾートアイランド。美しいパウダーサンドのイーフビーチや、真っ白な砂浜だけの無人島はての浜で南の海を満喫した後は、海洋深層水を使ったリラクゼーション・スパ バーデハウス久米島でリラックスタイム! 久米島行きの船は渡名喜島の経由便があるので、渡名喜島で1泊してから久米島へ渡るという旅の組み立ても可能です。また、久米島へは空の便もあるので、行きは船、帰りは飛行機で那覇空港からそのまま帰途へ、といったふうに効率よく予定を立てることもできるので、時間がない旅行者にもおすすめです。
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島を散策していると必ず出会うのがヤギ。たいていは飼われているものですが、たまに野生のヤギがいる島も

久米島の他、那覇から飛行機で行ける離島は、粟国島、大東島。そして、宮古島、石垣島、与那国島。宮古島と石垣島まで約1時間、一番遠い与那国島まで約1時間半、と飛行機の旅は時間が大幅に短縮できるのが魅力です。本島内での移動にもそれなりの時間を要することを考えれば、離島への移動時間が特に時間のロスではないことに気づきますよね。最近は、早割サービスやLCC便も充実しているので、上手に利用すれば思いのほか交通費も安く済ませることができます。経済面から見ても離島旅にハードルはありませんよ!

ということで、この夏、沖縄行きのチケットがすでに手元にあるという人は、ぜひ離島の旅にチャンレジしてみてはいかがでしょうか? きっと、今まで沖縄本島で目にしてきたのとはまた違う、新たな沖縄の魅力に開眼するはずです!
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