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推薦入試突破のカギは「評定平均値」、面接、小論文(3ページ目)

学科試験を課さず、主に書類審査と面接で合格者を決定する「推薦入試」。高校での成績や学業以外の活動を含め、志願者の総合的な能力が評価の対象となります。今回は推薦入試の3つのタイプと受験対策のポイントを紹介します。

執筆者:大坪 讓


日頃の活動の積み重ねが何よりも大事。面接・小論文対策も怠らずに

大学による学力試験が課されない推薦入試では、3年間の高校生活のすべてが評価の基準となるといっても過言ではありません。したがって推薦入試を希望される場合には、各科目の学習を一歩一歩積み重ねて学力を着実に高めること、そして部活動や課外活動などにも、しっかりと身を入れて取り組むことが肝心です。こうした地道な活動の積み重ねが、学内選考での高評価にもつながります

面接対策も念入りに行いましょう。勉学のほか部活動、アルバイトなど、高校で経験したことを自分の言葉でまとめたうえで、初対面の担当者にもアピールできるよう話す力を磨くことが大切です。といっても、ぱっと目立つような特別な経験が必要なのではありません。たとえ地味に思えることでも、熱心に打ち込んだ経験は受験での大きな強みになります。お子さんが成長したと思えること、これだけは人に誇れると思うことは何かを、親子で一緒に考えてみてください。

小論文が課される大学では、その対策も重要なポイントです。自分自身のこと、家族や学校での身近な事柄、社会の出来事など、さまざまなテーマについて日頃から文章で自分の意見をまとめる習慣をつけさせましょう。

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