成績やスポーツ、課外活動などを総合的に評価する人物本位の入試方式
大学指定科目の評定平均値をまずは確認しておきたい
最近では有力な国立大学(たとえば東京大学など)も導入を予定しているなど、各大学とも多様化入試の一環で、人物重視で選考する推薦入試に力を入れる傾向が強まっています。推薦入試は、一部を除いて、国公私立を問わず、ほとんどの大学で実施されています。
選考に際しては、勉強だけでなく、部活動やスポーツなどの活動実績が総合的に評価されるほか、適性や人間性なども重視されます。成績については、大学や学部・学科ごとに高校での学業成績の基準(「評定平均値」)が設けられており、高校3年の1学期までの成績が評価対象となります。評定平均値とは、高1の1学期から高3の1学期までの5段階評価の評定(成績)を合計し、合算した科目数で割った平均値のことです。大学によって科目が指定されます。
AO入試ほどではありませんがスタートが比較的早く、一般入試に先駆けて2学期の初め頃から出願受付が開始されます。