支出を抑えるだけでなく、収入を増やす努力も必要
家計管理をしていると、支出だけに目がいき、「節約」や「やりくり」でなんとか家計を上向かせようと考えがちです。しかし、支出を減らすだけでは限度があり、以下の3つがバランスよく稼働した時が一番ベストな状態といえます(「資産形成という観点で家計管理をしてみる」もあわせてご覧ください)。- 収入を増やす
- 支出を減らす
- 運用利回りを上げる
終身雇用制度が崩壊し、毎年必ず昇給するような時代ではないからこそ、世帯全体で収入を増やす努力がこれまで以上に必要になっていると感じます。現実的に、教育費・住宅ローン・老後資金、これら3大支出に備えるには、夫婦共働きでなければまかえないというのが実情です。
現在、子育て中で専業主婦の方は、これらを肝に銘じ、将来働くための準備を整えるとよいでしょう。ポイントは以下の2点です。
夫の給与だけで基本的な生活ができるようにしておく
女性は出産や育児、介護等で離職する可能性が男性より高い傾向にあります。つまり、女性の収入をあてにして生活設計を立てることはリスクが高く、人生のマネープランを立てる際は、「夫だけの収入でも大丈夫だろうか?」という観点を持つことが大切です。
もちろん、働きに出て世帯収入がどんなに増えても、支出が同じだけ増えれば貯蓄はできません。つまり家計の管理ができずに働きに出ても、貯蓄ができるとは限らないということです。要は「いくら稼ぐか?」ではなく、「いくら残すか?」なのです。
専業主婦の時期に、夫の収入だけで基本的な生活ができるライフスタイルを身に付けておけば、共働きを始めた時、貯蓄体質が作りやすくなります。今はそれまでの助走期間と考え、子どもと幸せな時間を過ごしながら、しっかりと家計を管理する能力を養っていきましょう。
もちろん、働きに出て世帯収入がどんなに増えても、支出が同じだけ増えれば貯蓄はできません。つまり家計の管理ができずに働きに出ても、貯蓄ができるとは限らないということです。要は「いくら稼ぐか?」ではなく、「いくら残すか?」なのです。
専業主婦の時期に、夫の収入だけで基本的な生活ができるライフスタイルを身に付けておけば、共働きを始めた時、貯蓄体質が作りやすくなります。今はそれまでの助走期間と考え、子どもと幸せな時間を過ごしながら、しっかりと家計を管理する能力を養っていきましょう。
自己投資をして、稼げるスキルを身につけておく
すぐに復職できる場合はいいですが、そうでない場合、専業主婦のうちに、将来の収入につながるモノを身につけてほしいと思います。資格だけにこだわらず、大好きなことで稼げるような何かを学び始めるには絶好の時期です。出産や介護で離職するケースも少なくないからこそ、自分で稼げるスキルがあると、女性としてもいっそう輝けるでしょう。
専業主婦の場合、自分自身にお金をかけることに躊躇してしまう人は多いものです。とはいえ、自己投資は一番リターンの高い投資ともいえます。家計とのバランスをとりながら、自分と家族のために頑張ってみてください(「家計管理に自己投資費という項目を設けるメリット」もあわせてご覧ください)。
子どもが小さいうちは、それほど家計に大きな負担がかかるわけではありません。子どもの教育費が増える高校・大学の時期までにしっかり稼げるようになればいい、といった長期目線で考えれば、気持ちも落ち着き、育児や家事をしながらでも取り組めるのではないでしょうか。
その際のポイントとして「自分の肩の荷が少し重いもの」に挑戦していくと、やりがいや達成感をよりいっそう感じられ、運が味方してくれるようになりますよ!
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