撮影する範囲を決めてスイングさせるのがコツ
パノラマ機能で撮影するときの一番のポイントは、事前に撮影する範囲を決めておくこと。どこからどこまでを入れて撮るかをある程度目星を付けておきます。撮影する前にレンズを風景に向けて液晶画面を見ながらスイングをしておくと撮りやすくなります。
パノラマ機能のズーム機能が作動しない機種の場合は、レンズ画角が固定されるので被写体を大きく画面に入れるにはある程度近づく必要があります。
無駄なスペースを画面の中になるべく作らないように心掛けて画面の範囲を決めるのもポイントです。
まずは簡単な作例として公園で木々を撮った写真をご覧ください。どこにでもある公園の風景ですが、パノラマで撮影すると広がりがよくわかる写真になります。ここのポイントは、木々と空の配分を画面のなかにどのように構成するかということ。身近な風景でもパノラマにすることで効果的な写真になります。
次の作例は、数メートルの範囲をパノラマ撮影したもの。パノラマ写真と聞くと広大な風景を撮るものと思いがちですが、室内など狭い場所で撮るのも有効です。ここでは花壇の花をパノラマで撮影してみました。
旅行先などでは広大な風景のダイナミックさをそのままパノラマ写真で表現したいというシーンがいくつも訪れます。ここではわかりやすいように野球スタジアムを撮った作例を上げておきます。スタジアム全体がパノラマ全域に入るようにスイングして撮影。このような写真にするためには、撮影場所も広く全体が見渡せるところから撮る必要があります。
そして、スイングしたときに画面全体にスタジアムが入るようにします。これは一般の風景でも同じです。写真に収めたい範囲を決めて、ポイントとなる被写体が画面の中にうまく構成されるように配置してから撮ります。
コンデジのパノラマモードを使うだけでこれだけ広さを感じられるパノラマ写真が簡単に撮影できます。旅先の様々な風景、シーンでパノラマモードを使うことでこれまでとは一味違ったダイナミック感あふれる写真が撮れるかもしれません。ぜひ次の旅行ではパノラマ撮影も試してみてはいかがでしょうか。