江戸時代に流行ったカルタ遊びを小京都で
南蛮(ポルトガル)からやってきたウンスンカルタ。江戸時代に流行ったカルタ遊びを、昔ながらの町並みが広がる鍛冶屋町で体験してみませんか。
小京都といわれる人吉市。中心部にある鍛冶屋町の名は、相良藩時代に66軒の鍛冶屋が軒を並べていたことに由来しているそうです。現在も2軒の鍛冶屋をはじめ、お茶屋や、みそ・しょうゆ蔵など、昔の趣が残る店が軒を連ねている町です。そんな鍛冶屋町の「鍛冶屋町通りの町並み保存と活性化を計る会(立山商店)」でウンスンカルタ体験をしてみましょう。
5種類15枚ずつ計75枚のウンスンカルタは、カルタというよりトランプに似ています。チームをはっぴの色で分け、丸いテーブルの周りに敵味方交互に座り、札を9枚ずつ配ります。ゲームは、各自1枚ずつテーブルに札を出すのですが、札は模様によって強弱の順序があり、一番強い札を出した人が8枚の札を1束にして受け取ることができます。この束が多いチームが勝ちとなるのです。勘を働かせて相手を欺く、頭脳プレーで勝利を手に入れるゲームです。
10月にはウンスンカルタ大会があったり、県の重要無形民族文化財にも指定されている歴史のある遊びです。江戸時代に思いを馳せながら、昔のゲームに興じてみるのもなかなかいいものではないでしょうか。
■ウンスンカルタ体験 立山商店
住所:熊本県人吉市鍛冶屋町43
電話番号:0966-22-2566
料金:1時間 300円
営業時間:9:00~17:00
定休日:不定休
HP:kumanago.jp/event/
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