写経体験で、一味違った京都の旅の思い出に
京都東山にある「雲龍院」。ここは、写経道場として皇室の崇敬も厚い泉涌寺の子院です。雲龍院のはじまりは1371年、後光厳上皇により創建。開山は竹巌聖皐で、のち後柏原天皇より御黒戸御殿を賜り写経道場となりました。
このように皇室とも縁の深い名刹ですが、「雲龍院」では誰でも気軽に写経が体験できる写経道場があります。(拝観・抹茶付1,500円)
まずは、香で手を清め、朱墨で写経を行います。写経する時に使用する机は、後水尾天皇によって寄進された机というのですから、とても貴重な体験になります。
そして、最後に庭園を見ながら抹茶やお菓子をいただきます。書院の前の庭園は一面の苔庭で、樹木も多く植えられた自然溢れる趣きに溢れています。
正面に据えられた二つの大きな石は、豊臣秀吉が建立した方広寺大仏殿の礎石と伝えられ、前後に低いツツジの刈り込みを配します。
心静かに写経を行い、由緒のある書院の座敷に座り、お抹茶をいただけば、一味違った思い出に残る京都の旅となるでしょう。
■雲龍院
住所:京都市東山区泉涌寺山内町36
電話:075-541-3916
拝観時間:9:00~16:30
定休日:不定休
写経料金:1500円
アクセス:www.unryuin.jp/admission/accese
HP:www.unryuin.jp/
※データは記事公開時点のものです。