的に向かって扇を投げる、江戸時代から続く遊び
お座敷で、正座をして、心を静めてから、的に向かって扇を投げる……そんな、いかにも京都らしい優雅な遊びを体験ができるのが、「扇や 半げしょう」です。京都、東山の花街の一つ宮川町に、しっとりとした佇まいをみせる「半げしょう」は、自社工房で製作する紙扇子を中心に、夏扇子、飾り扇、舞扇や檜扇など多数揃っているお店。
ここの2階のお座敷で、体験できるのが「投扇興」(とうせんきょう)です。
投扇興とは、その名のごとく扇を投げて興じる、江戸時代から続いている遊びです。
被毛氈を敷いた上にきれいな木の箱を置き、その上に蝶の形をした的を置きます。
そこに扇をす~っと投げて、的と扇の落ちた時の形によって、点数表で採点をするという、実に優雅な遊びです。
この投げ方によって、扇の飛び方が全然異なってくるので、何度か投げているうちにコツも掴め、思わず熱中してしまいます。
何人かで挑戦すると、その人の性格が投げ方に表れて面白いものです。
遊びの後は、お茶とお菓子を頂きゆっくりと寛ぐこともできます。
投扇興で使用した扇子をプレゼントしてもらえるので、雅な遊びにひと時熱中した、京都のいい思い出になります。
■「扇や 半げしょう」(はんげしょう)
住所:京都市新宮川町松原下ル西御門町440-13
電話番号:075-525-6210(完全予約制)
投扇興料金:
・投扇興体験コース(お茶・お菓子付) 2500円
・投扇興体験+お抹茶・京生菓子コース 3150円
営業時間:10:30~17:30
定休日:日曜・祝日不定休
HP:www.hangesho.com/
※投扇興体験は、2名様以上
※データは記事公開時点のものです。