草木の葉や根から抽出した染料で織物製作
京都市内からバスに揺られること約1時間。豊かな自然が残され、三千院、寂光院、来迎院など歴史と伝説に彩られた古寺が点在する大原の里。ここに草花を使った草木染色を行っている工房「大原工房」があります。
大原に生息する自然の草花から、木綿の栽培、雑草から繊維を取った織物を制作しています。
そして、織物を染める染料は、「桜」や「茜」など大原の野に咲く花を使い、「藍」などは、工房で栽培してまかないます。また、野草や木の皮からも貴重な“染料”を抽出しては、理想の色作りに生かしているという草木染を行っています。
「大原工房」を訪れたら、普通に草木染の製品を購入するだけでなく、実際に草木染にチャレンジしてみることをおすすめします。
特に、草木を採り、染め、仕上げまで体験する「草木染・1日講習」は、ゆったりと大原の自然の恵みを感じながら染の体験ができるとあって人気があります。
時間があまりない人は、1~2時間の所要時間で楽しめる体験もあります。草木を摘んだ後、鍋でたき出して染料を作り、ハンカチ、スカーフなどを染めます。
草の根や葉から、こんな色が出るのかと感動しますよ。
■大原工房
住所:京都市左京区大原草生町327
電話番号:075-744-3138
料金:体験内容による
営業時間:9:00~17:00
定休日:水曜日
アクセス:www.ohara-koubou.net/m6.html
HP:www.ohara-koubou.net/
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