公的介護保険の開始以来、高齢者への配慮を元に、様々な政策や民間サービスが広がってきています。
特に最近では、『高齢者向けケア付き賃貸住宅』が広がってきました。
正式名称は『ケア付き適合高齢者専用賃貸住宅(適合高専賃・ケア付き高専賃ともいいます)』と言います。
これは、簡単に言えば『様々な介護サービスが安価で受けられる高齢者専用住宅』を指します。
まだまだ数は少ないのですが、老人ホームとも介護施設とも違う新たなサービス形態として非常に注目を浴びています。
最近では、経済不況を元に、様々な将来不安・老後不安がささやかれていますが、それについて少しでも役に立ちそうな事については、覚えておいて損はないはずです。
それではさっそく、ケア付き適合高齢者専用賃貸住宅がどういうものか、見ていきましょう。
(名称が長いため、今後は適合高専賃と呼んでいきます)
そもそもどういうところ?
そもそもどういうところ? |
費用としては、あくまで賃貸住宅ですから、通常の家賃と共益費、これに必要に応じて食費と介護サービス費が追加される仕組みとなっています。
一般的には、老人ホームや介護施設へ入居の際には、『自宅を売って資金を作る』くらいに費用の心配がありましたが、ここなら上記の通り、そこまでの費用はいらないでしょう。
また、名称通りに物件の一室、もしくは近所に常に介護士が待機していることも嬉しい特徴として挙げられます。
そして、介護士を付けるかどうかは各自の判断に任せてもらえる事も重要なポイントになります。
最後に、この適合高専賃は・・・
1.今は元気だけど、将来的に介護の心配がある方、もしくは少々の介護を必要としている方
2.老後になっても個人の生活を継続したい方
3.金銭的に老人ホームや介護施設に入る事が困難な方
・・・等、これらに当てはまる方については、お勧めしたいところです。
次ページでは、少子高齢化の将来に向けて 見てみましょう。
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