東京ミッドタウンのリニューアルポイント
開業から6周年を迎えた東京ミッドタウンは全店舗の約3割を占める42店舗が新規出店・リニューアルし、開業以来初の大規模リニューアルとなりました。「多くの情報やモノの中でも迷うことなく、自分らしい生活を、自分らしい価値観で編集して愉しむ人」が新たなターゲットで、職人の手作りが自慢の店や、洗練された大人の装いを提案するショップ、心地良いライフスタイルをサポートするグッズが並ぶ店舗などがお目見えしています。元々空間を贅沢に使っている東京ミッドタウンには、いたるところに一息つけるベンチがありましたが、今回新たに『ミナペルフォネン』のデザイナー・皆川明さんデザインのソファを新設。美術館がありアートイベントも多いミッドタウンをますますスタイリッシュに彩っています。
東京ミッドタウン注目のニューショップ
【ロンハーマン六本木店(ガーデンテラス地下1階)】今回のリニューアルの中で大きな話題になったのが『ロンハーマン』の入店。1976年にカリフォルニアのメルローズアベニューで誕生以来、多くのセレブリティに愛されてきたショップで、2009年に日本上陸を果たし、六本木店は国内7店舗目のショップとなります。
リゾート地にいるようなリラックスした気分になるウッドデッキと白壁の店内には、約600平方メートルという広さだけあってウェアからアクセサリー、ライフスタイル雑貨まで様々な商品がズラリ。
中でも注目は六本木店だけにしかないカフェスタンド。フレッシュなスムージーやパウンドケーキなどを、ミッドタウンの緑に面したオープンエアのスペースで楽しむことができます。オススメは目の前で作ってもらえる『グリーンスムージー』(700円)。ほうれん草にキウイ、バナナ、オレンジを加えたスムージーは色こそ“theほうれん草”ですが、フルーツが豊富に入っているので驚くほど飲みやすいのが特徴。健康的な味わいに満たされる、ヘルシーなドリンクです。
【茅乃舎(ガレリア地下1階)】
リニューアル前から人気店だった『茅乃舎』。化学調味料・保存料無添加の調味料や食品を揃えた福岡発のブランドで、特に国産の焼きあご、真昆布、鰹節などを粉末にした茅乃舎だし(1890円)が変わらぬ人気を誇っています。
今回のリニューアルでは店舗の場所を移動。商品の並ぶスペースが広くなり、試食品を調理するためのキッチンカウンターを併設。さらにイートインスペース『汁や 茅乃舎』がオープンしました。
メニューは茅乃舎だしを使った汁物『茅汁』で、十穀茅汁、豚汁、旬野菜と鶏だんご汁、ぼるしち汁など5種類。九州産の霧島豚と野菜がどっさり入り、醤油ベースのお汁に生米と十穀米を炒った粉がかかっている十穀茅汁(630円)をいただいたところ、香ばしい味わいが食欲をそそりあっという間に完食してしまいました。食事時や土日は行列ができ、食事時でなくても来店者が絶えないイートインスペース。小腹が空いた時など、ヘルシーな間食としてもお腹を満たしてくれます。
【グリューセン(ガレリア3階)】
使いやすさを追求したキッチン用品や雑貨が揃う店。セレクトショップではなく、マキノトレーディングという欧米のキッチン・インテリア商品の輸入を行なっている会社が、自社と取引のあるブランドの製品を一同に集めて店舗にしたという、珍しいスタイルの“ブランド専門ショップ”です。
折るとスコップ型になるまな板・Chop 2 Potで有名なイギリスの『ジョゼフジョゼフ』や、高価ながらその機能性に魅了されるアメリカのダストボックスブランド『シンプルヒューマン』、B5サイズより小さい体重計で常識を覆した計量器ブランド『マッキーノ』などの製品が全商品揃っています。私もジョゼフジョゼフのまな板を愛用していますが「サイズとカラーバリエーションがこんなにあったの!?」と驚く品揃え。600~700ものアイテムがお店にあるそうです。
“スタイリッシュ”と“便利さ”を兼ね備えた商品で溢れているので、結婚祝いや出産祝いなどギフトを探す時に大活躍のショップです。
<DATA>
■東京ミッドタウン
住所:東京都港区赤坂9-7-1
TEL:03-3475-3100(東京ミッドタウンコールセンター)
アクセス:都営地下鉄大江戸線『六本木』駅直結
東京メトロ日比谷線『六本木』駅より地下通路で直結
これまでの経験を踏まえてリニューアルを行い、より個性に磨きをかけた六本木ヒルズと東京ミッドタウン。これからどのように六本木という街を引っ張っていってくれるのかも期待しています。