チャイルドシート/チャイルドシートの選び方

どれを選ぶ? ISOFIXチャイルドシート(2)(3ページ目)

確実な固定が簡単にできるISOFIXチャイルドシート。ラインナップも次第に増えてきましたが、何をポイントに選んだらよいのかわからないという方のためにアドバイスをさせて頂きます。

森本 博

執筆者:森本 博

チャイルドシートガイド

TAKATA 312-ifix junior (準汎用ISOFIX)

日本初のISOFIXジュニアシート
日本で初めてのISOFIXジュニアシート。使い勝手の向上と、一段の安全性が期待できます。

日本で初めてのISOFIXジュニアシート。使い勝手の向上と、一段の安全性が期待できます。


ISOFIXバーで簡単、確実に取り付けできます。

ISOFIXバーで簡単、確実に取り付けできます。

3~12歳対象。日本国内で唯一存在するISOFIX対応の学童用ジュニアシートです。海外ではレーマーのキッドフィックスという製品がISOFIX対応の学童用ジュニアシートの先駆けとして有名ですが、日本からは、レーマーより早くタカタが投入しました。

ジュニアシートは、車のシートベルトを直接子供にかけるようになります。ところが大人に合わせたシートベルトレイアウトなので、子供には合いません。子供の小さな骨格にきちんとシートベルトをあてがう事が目的の製品で、もともとは非常に簡素な作りのものが多かったのです。といいますのも、ジュニアシートは座席に固定しないので、事故の際には、子供への負荷とならないように軽く作られていました。

着脱簡単な「コネクターロック」を搭載。コネクターをISOバーに差し込み赤から緑に変われば、ロック完了。

着脱簡単な「コネクターロック」を搭載。コネクターをISOバーに差し込み赤から緑に変われば、ロック完了。

ところが世界的に側面衝突や頭部保護の重要性がうたわれるようになってから、ジュニアシートも大型化し、強度も求められ、重量もかさむものになってきました。そうなると、事故の際に子どもにかかる負担も大きくなりますので、ジュニアシートも固定されている方がより理想的だといえます。

子供に車のシートベルトを直接かけるため、構造的にもシンプルで、ISOFIXの使い方としては、乳児用や幼児用よりさらに簡単です。将来的に学童用のISOFIXも、当たり前の姿になっていくでしょう。

背もたれの高さと幅が連動し、さらにショルダーガイドの位置も成長に合わせて同時に変化

背もたれの高さと幅が連動し、さらにショルダーガイドの位置も成長に合わせて同時に変化


本体の機能としては、ワンタッチでヘッドレストがスライドし、連動して肩のサポートも上昇、かつ幅が広がるという、とても便利な仕組みを持っています。海外製品を見渡しても、似たようなものは少なく、オリジナリティ溢れる機能。


折りたたみもできます。

折りたたみもできます。

ゆとりのサイズですが、折り畳みができるので、意外とかさばりません。トランク、押し入れなどに収納できます。座面と背もたれを分解して収納するタイプか大半のジュニアシートですが、ここにもタカタの独創性が現れています。

先進性のみならず、品質も高い製品ながら、価格も手ごろで良心的。ぜひ、この仕組みの有用性をご理解頂き、多くの方に利用して頂きたいジュニアシートです。

メーカーの製品ページ
http://www.takata.com/childseat/product/312_ifix_junior/index.html

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