ズームを使い大胆に富士山に迫って撮ってみよう

機窓に富士山が見えてきたらいよいよ撮影開始です。そのときの飛行している位置から富士山までの距離により見え方も変化していきます。できるだけ富士山が見えている間は、目視し続けてシャッターチャンスを狙うことが大事。

ここでは一般的に使われることが多いコンパクトデジタルカメラ(以下、コンデジ)を使って撮影するスタイルを紹介していきます。機内からの富士山撮影で要となる機能がズームレンズ機能。ズームレンズを最大限利用して富士山撮りにアプローチしていきます。

簡単にズームレンズについて説明しておきます。コンデジのズームレンズには、光学ズームとデジタルズームと大きく二種類のズーム域があります。前者は、そのレンズの持つズーム幅(焦点距離)で撮影ができます。後者は、画像をデジタル処理で拡大して写すもので光学ズーム域を超えて拡大撮影ができます。

ただし、デジタルズームは、画質が劣化して写ります。画質は劣化しますが、ここでは高倍率のズームレンズ機能を利用して拡大撮影を楽しむことを優先させています。この光学とデジタルのズームの違いについて覚えておくと便利です。

デジタルズームの使い方は、まずデジタルズームの設定がONになっているかを確認します。設定後は、ズームレバーを最大限に望遠側に振り切ると光学ズーム域を超えてデジタルズーム域で倍率が上がっていきます。機種ごとに設定方法なども異なるので取り扱い説明書で確認してください。

たいてい機窓から見えている富士山をズームで寄せて撮ることになりますが、まずは広角レンズ域で富士山はフレームに対してやや小さめで全体の風景を入れたショットを撮ってみます。

富士山撮影

近づいてきた富士山をまず撮ってみる。フレームに対して富士山はやや小さめ。全体の風景がわかるショット。
 

ここからズームで富士山自体をフレーム一杯になるまでズームミングしていきます。飛行機と富士山の距離によっては、このサイズまでは光学ズーム域で撮影できるかもしれません。この違いはカメラのズーム倍率と撮影する距離によって変わります。

富士山撮影

ここからは富士山だけを的にズームで寄せて撮っていきます。

さらにズームで富士山に画面を寄せていきます。富士山のシルエットがわかる最大アップといった絵柄です。この段階からは、機種にもよりますがデジタルズーム域で撮影するようになります。

富士山撮影

富士山上部のアップになるまでズームして撮影。画面いっぱい富士山になるようなフレームに。

まだデジタルズームで寄せられる余裕があればさらにアップにしてみましょう。富士山の表面も写せるかもしれません。高倍率までズームレンズで寄せるとレンズ自体も長く伸び出してくるので、窓にレンズ先が触れてしまうこともあります。その場合はカメラを少し引いて調整します。

富士山撮影

デジタルズームを利用してさらに倍率を上げて撮影。デジタルズームで画質は粗れてきても富士山の表面もしっかり見て取れる写りに。


そして、デジタルズーム最大域まで寄せてみます。このカメラの場合、望遠率50倍で撮影してみました。富士山山頂のアップが撮れました。ズームレンズで望遠側に寄せるほど手ぶれが起きやすくなります。この場合レンズの端を窓に軽く押し当てて固定して撮るのも有効な手段。

富士山撮影

最大倍率までアップ。ここでは50倍の望遠率で撮影。富士山山頂をクローズアップで撮影。手ぶれに注意して撮影したいシーン。


デジタルズームの高倍率ズームを利用すると富士山をここまでアップで撮れるのはなかなか楽しいのではないでしょうか。機内からという特別な場所だから撮れる富士山。せっかくの富士山撮影のチャンスを逃す手はありません。旅行などで国内線を利用するときには、ぜひ試してみてください。


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