汗ばむ日が多くなってきました。そろそろ夏休みの計画を立てておられる方もあるのではないでしょうか?

お休みは嬉しいけれどペットを飼っておられる方にとって、長期休暇はいつも大問題です。預ける場所がある方や、家に世話をしにきてもらえるあてがある方は大丈夫ですが、ペットと一緒に移動しなければならないときは、いろいろな準備に追われることになります。特に夏の時期、ペット搬送の際に注意しなければならない点をいくつか挙げてみます。

1 暑さ対策は十分にできていますか?

これが一番に気をつけていただきたいことです。

もしあなたが脱げない毛皮を着て、31度の室内で何時間も過ごすことになったらどうしますか? 移動の際はまずペットの身になって下さい。これは散歩の際にも言えることです。温度が40度を越えるアスファルトの上を歩く犬の暑さは、なかなか理解してもらえません。飼主さんは涼しい夏服ですが、ペットは毛皮を着ています。また、運転席はよくクーラーの風が当たっても、後部座席は直射日光で暑いことがあります。

移動に際しては、
  • できるだけ涼しい環境で
  • 休憩を取りながら
  • 水を十分に与える
を必ず守って下さい。

2 可能な限りケージに入れる

移動中にペットをケージに入れることをおすすめすると、「そんなのかわいそう!」という方がおられますが、これはペットを守るためでもあります。車で移動中に座席を自由に移動していて、急停車したとき頭を打ったというケースが意外にたくさんあります。また、ペットが興奮すると、運転そのものが危険になります。

これは私の経験ですが、車で移動中に犬を数分車内に置いて戻ってくると、入れた覚えのないリアウインドウのワイパーにスイッチが入っていました。室内をうろうろしている間にスイッチを足で踏んだようです。このくらいのアクシデントなら笑えますが、笑えないことが起こらないように、できるだけケージに入れてください。

3 病気や高齢の犬(猫)はできるだけ移動を避ける

高齢や病気の犬・猫にとって、移動そのものが大きなストレスです。旅先で状態が悪くなっても、自宅にいるときとは違いますので、なかなか病院が見つかりません。移動については、前もって獣医師と相談の上、薬を余分にもらうなどの対策が必要です。

「無理」という判断をされた場合は、やはり移動を避けることが得策でしょう。自分が治療していたペットが旅先で亡くなった、という話を聞くのは獣医師としてもつらいことだと思います。

4 受入先の状況をよく確認する

滞在先はキャンプ場でしょうか? お友達の家でしょうか? ご実家でしょうか? どの場所でも、ペットにとっては違う匂いのする新しい空間です。居心地の良い滞在となるよう、受入先の状況をよく確認してください。

例えばキャンプ場であれば、ペットが一緒に泊まれるコテージがあること、ドッグランがあることなどが理想です。外につなぎっぱなしだと、急に雨が降ったりしたときに対応ができません。できるだけ居心地の良い滞在となるよう、事前調査を十分にしてから出発してください。また、緊急の場合にすぐ診療してくれる獣医科病院を知っているキャンプ場が理想です。

5 あなたのペットは本当に旅行が好きなのでしょうか?

ドッグラン

広いドッグランのあるキャンプ場はストレスがたまらず有難いですね。(徳島県・南阿波サンラインモビレージにて)

最後に、よくペットを連れて旅行した方がおっしゃることですが、「世話に手がかかって観光をあまり楽しめなかった。」「キャンプで隣に気をつかって大変だった。」ペットだって言いたいことがあるかもしれません。「家でゆっくりしていたいのに、無理に連れ出されて迷惑だった。」

こんな場合は、最初からペットショップに預けるなどした方がお互いのためだったのかもしれません。特に猫は移動が大きなストレスになります。飼主さんとペット、お互いが楽しい旅行になるようによく計画を検討してください。



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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。