保育園・保育所/保育園選びの基礎知識

認可保育園の入園確度をあげるには? 申込前の基本(2ページ目)

先日、「横浜市で待機児童がゼロに」というニュースが話題になりました。安倍政権も力を入れている待機児童問題。今後の改善に期待が寄せられますが、その効果が出てくるのはもう少し先のこと。まずは現時点で、保育園への入園確度を高めるために出来ることについてまとめます。

山下 真実

執筆者:山下 真実

子育てガイド


保育園担当窓口で得られる有効な情報

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0歳児クラスへの入園となると、小さい赤ちゃんを抱えて行動するのは大変ですから、なるべく産前に役所や保育園見学に行くといいでしょう

次に、もしも可能であれば、過去に入園した世帯に関する情報も収集しておきましょう。これは全国的に必ず対応してもらえるわけではありませんが、一部の市区町村では、エリア内の認可保育園について、過去に指数何点以上の世帯が入園したかという実績値を教えてくれる場合があります。これが分かれば、ご自分の指数と照らし合わせて、どの園であれば入園できる可能性が高いか、ある程度の予想を立てることができます。もし、指数を開示していなくても、「両親ともフルタイム勤務であることが最低要件」というふうに定性的な情報を得られる場合もあります。

ここでご注意いただきたいのですが、そういった実績に基づく情報は非常に有効ではある一方で、あくまでもそれは過去の話。前年度は指数35点以上で入園できた園であっても、急に人気が上がって翌年度には40点以上ないと入れなくなった……というような話も時々ありますので、参考にする際にはご留意下さい。また、指数と入園確度については過去の記事でも解説していますので、そちらも合わせてご覧ください。

保育園見学の際のポイント

役所での情報収集の次は、実際に保育園を見学に行きましょう。認可保育園は、その名の通り「認可基準」に則って設立・運営されているため、園ごとの違いは比較的小さいのですが、見学の際に注目したい点をいくつか挙げます。

施設・設備
認可基準を満たしている認可保育園は、施設や設備(ハード面)が充実しており園ごとの差も比較的小さいものの、やはり園によって違いがあります。また、日当たりや静かさといった立地による影響も、見学の際によく確認しておきましょう。

運営主体
公立(公営)の保育園であれば、基本的にはそのエリアに勤める保育士さん(公務員)が保育にあたります。公立保育園間での異動もありますので、同じ保育士さんが同じ園にずっと勤務し続けるわけではありません。そういう意味では、ソフト面(保育者)では、各園で差が出にくいように設計されていると言えるでしょう。一方で、私立(民営)保育園の場合は、各園の保育理念や方針に沿って保育士さんを採用することになりますので、より個性が出やすいという傾向があります。

周辺環境
通園経路に気になる点はないかも確認しておきたいポイント。子供が日中お散歩などで行き来する周辺の環境についてもチェックしておきましょう。

保育園選び、入園手続きについてのサポート

待機児童の増加が社会問題となっていることもあり、保育園探しや入園手続きについてのサポートに力を入れている市区町村もあります。ここに挙げたのはその一部ですが、お住まいのエリアでもそういったサポートが受けられれば有効に活用されることをお勧めします。

東京都品川区 「子育てかんがるープラン」
横浜市 「保育コンシェルジュ」
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