保育園・保育所/保育園選びの基礎知識

認可保育園の入園確度をあげるには? 申込前の基本

先日、「横浜市で待機児童がゼロに」というニュースが話題になりました。安倍政権も力を入れている待機児童問題。今後の改善に期待が寄せられますが、その効果が出てくるのはもう少し先のこと。まずは現時点で、保育園への入園確度を高めるために出来ることについてまとめます。

山下 真実

執筆者:山下 真実

子育てガイド

保育園への入園確度を高めるために出来ること

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過度な負荷がなく保育園探しができるようになるといいですね

「待機児童を5年間でゼロに」という安倍首相の発言がマスコミでも大きく取り上げられ、今後は保育園に入りやすくなるのかしら? と期待を寄せるママ達も多いのではないでしょうか。一方で、新たな政策の効果が出てくるまでには時間を要しますから、年内または来年度の入園を希望する「今がまさに勝負!」というママ達にとっては、新制度下でどうなるかよりも、現在の状況でどうすべきかを知りたいことでしょう。

ここでは、現在の環境において入園確度を高めるために出来ること、取るべき行動について見ていきたいと思います。ガイド自身(東京都内在住)も、5月に出産して9月に職場復帰した経緯がありますが、ポイントを押さえて行動すれば困難とされているエリアであっても入園を確保できる場合もありますので、まずは諦めずアクションを取りましょう。

入園確度を高める為に取るべき行動は、保育園の種類によって異なります。今回はまず「認可保育園」へのアプローチ方法を取り上げます。

※新制度(早ければ平成27年4月施行予定)についてはこれから明らかになってくるので、今後の記事で取り上げていきたいと思います。

認可保育園へのアプローチを通してコツを掴む

現状としては、都市部の認可保育園は依然として狭き門ですし、年度途中の入園を狙うとなれば尚更です。しかし、認可保育園へのアプローチ方法を知ることで、ある意味「保育園へのアプローチ方法の基礎」とも言えるようなコツが掴めるとガイドは考えています。よってここでは、年度途中の入園を希望する人も、4月入園を希望する人も、まずは認可保育園の情報収集と手続きから始めることを提案したいと思います。

市区町村の役所を訪ねて情報収集しよう

認可保育園への入園に向けたアクションを起こすなら、まずはお住まいの市区町村の役所で情報収集することから始めましょう。役所の担当部署(例:保育課)を訪ねたら、入園案内(保育園に関する情報をまとめた冊子)や申込書を入手し、細かく目を通して下さい。また、役所が開いている時間に行くためにはお仕事を休まなければいけない人も多いでしょうから、その場合は、窓口に行かなくても役所のHPから資料がダウンロードできるかどうかチェックしてみましょう。

入園案内には、入園希望者の選考に用いる指数(父母の就労状況などで保育ニーズを表す指数)の算出基準が記載されている場合が多いので、必ず確認して自分達の指数がいくつになるか計算してください。指数の調整基準(加点・減点の基準)が設けられている場合は、その基準も確認してよく理解しておきます。基準が複雑で分かりづらい場合は、役所の窓口か電話で質問すると詳しく教えてもらえるはずです。

この調整基準とは、比較的よくあるケースを例として上げると「申込時点で認可外保育園に既に通っている場合は、加点n点」というように、基本となる指数に加算(または減算)して調整するためのものです。各市区町村の考え方や保育理念によって、加点・減点になる要件はさまざまですので、お住まいのエリアにおいて自分達がその対象になるかどうか確認します。

昨今では、入園を確保するために多くの加点を得ようと、かなり強引な手を使う人達がいることが取り沙汰されたりもしていますが、ガイドはそういった手段はお勧めしません。ただ、早めに加点要件を知って早めに行動を開始することで、無理なくその要件を満たせる場合もありますので、まずは入園案内を熟読してその仕組みを知ることが第一です。
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